第5話 最初の勝負
前回のあらすじ
ついに始まった犯罪者殺人ゲーム(縮めてCHG)。愛は早速襲われたが何とか逃げ切れたのだった。
愛は洞窟の中に入った。
愛「ふーこれで暫くは安全でしょ。まさかいきなり襲われるなんて思わなかったわ。」
愛はswiss mini gunを取り出してそれをすーっと眺めていた。
愛「これで本当に人をやれるのかしら・・・1度撃ってみようかしら。」
愛は洞窟の壁に向かって撃ってみた。洞窟に
パンッ!と音が響いた。
愛「なんか・・・玩具みたい・・・。まあ殺す事は出来なくても足止めには丁度良いから私にはピッタリね。」
愛は銃を腰に付けた。
愛「さて同じ所に居ても却って危ないから、移動しないと。」
愛は立ち上がって洞窟から出た。
〜翔子ストーリー〜
翔子「始まったわね。さてまず何処に行くかよね。ていうかあの子(愛の事)は大丈夫なのかしら。人殺した事無いとか言ってたけど。」
翔子はとりあえず何か落ちてないかと自分の初期位置の周りを探していた。すると翔子も銃が見つかった。
翔子「見た目は・・・火縄銃って馬鹿!!!こんなので戦える訳ないじゃん!!なんでよりによってこれなのよ!しかも御丁寧に弾まで置いてあるし!」
翔子は仕方なく火縄銃を取った。
翔子「あーもう!こうなったら誰かを殺って武器を手に入れるしかないじゃん!」
とりあえずと翔子は武器説明書に書いてある通りに弾を詰めていた。
翔子「なんなのよ本当にこれは。まだこれを作ってる人がいるって事?いるならそいつ殴ってやりたいわ!」
翔子は火縄銃を放り投げた。
翔子「はい!これで良いんでしょ!」
はーと翔子はため息をして、地面に転がった。
翔子(でもこのままだと絶対殺されるのよね。行くしかないかあれで。)
翔子は火縄銃を持ち、ほかの荷物も持って歩き始めた。暫くこのままずーっと歩いていた。
翔子(はー今何処に居るの?まだエリア96?かなり歩いたのね。)
すると突然別の女が出てきた。その女はナイフのような物を持って突っ込んできた。
翔子「うわ!」
「死ねーー!!」
翔子は元ヤクザだった為少しは、銃の扱いに慣れていた。
翔子(火はもう付けてある。後は他のと同じ引き金を引くだけ!)
ドンッ!と音がした。翔子は思ったより大きな音に驚いていた。弾は女の頭に命中し女は即死だった。
翔子「ふー助かった。さてこの人が持ってたナイフは貰おうかしら。ついでに食料も。」
翔子はその後また火縄銃に弾を詰めていた。
翔子「でも出来ればナイフじゃなくて、銃系を持ってて欲しかったなー。またこんな事しないといけないのだから。」
そして翔子は煙草を吸い出した。
翔子「ふー。ちょっと休憩っと。良かったリュックに煙草が入ってて。」
〜10分後〜
翔子「よし。じゃあまた歩かないと。」
翔子はナイフを腰にかけて、また火縄銃を持ち歩き始めた。翔子は歩きながら腕輪で残り時間を見た。
翔子「残り29日23:05:11か。1度エリア96まで行こっか。距離的に愛がそこにずーっと居るわけ無いけど。」
暫く歩きようやくエリア110に着いた。
翔子「方位磁石を見る限りこっちが南だから、一回東に行った方が良いわよね。」
すると翔子はちょっとお腹が空いた為、今日の朝食と言って座った。すると頭に何か通った気がすると地面に何か突っ込んできた。
翔子(あっあれは!?)
翔子は急いでその場所を見に行った。すると座ってた場所に何かがきた。翔子は小さい穴を見てすぐ草に身を隠した。
翔子(あれはやっぱり銃の弾。でも周りに人の気配はしないし、あんだけ地面にめり込んでたって事はかなり威力は強い。でもそれなら普通撃つ時の音はかなり大きいはずサブレッサーだったら、ちょっと威力も落ちるし・・・!!って事は!相手はかなり遠い所から撃ってくるスナイパー!?)
翔子は同じ所に居るとまた撃ってくると考えダッシュでその場を逃れた。翔子は息切れしながらも走り続けた。
翔子「もう・・・はぁ・・・大丈夫でしょ。」
翔子は腕輪で今何処のエリアに居るのかを見た。
翔子「今エリアは135じゃあ東に行けば、136ね。」
翔子は残り時間を見た。
翔子「残り29日23:00:00丁度ね。」
翔子は東に走り続けた。そしてエリア136に入り暫くすると、男の姿が見えた。男はこちらを向いた。
「おいお前女見なかったか?」
翔子「何の話かしら?」
「まあいいどちらにしろ殺すからな。」
翔子は急いで火縄銃の縄に火を付けた。
翔子「撃つわよ!」
「そんなのでこの短機関銃に勝てる訳ないだろ!」
すると男はもの凄く撃ってきた。
翔子「くっ!」
その内の1つが翔子の左足に命中した。男はゆっくりとこちらに歩いてきた。
「これでお終いにしてやるよ。」
男は翔子の頭に銃口を当てた。
「じゃあな。お嬢さん。」
翔子「うぐっ。」(どうすれば・・・。)
現在状況
[翔子 生存][愛 生存 ][洩夜 不明]