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第19話 銃撃戦

前回のあらすじ

美歌と洩夜が1度武器を捨て格闘でバトルした。しかし格闘では圧倒的に美歌が強かった。翔子が代わりにと、洩夜に変わり格闘バトルをして、引き分けに終わった。

あの後美歌は愛達の仲間になる事を決めた。(前は仲間の振りをして、隙あらば殺そうと思っていた。)愛・翔子・美歌はこんな状況なのに、暇だからとしりとりしていた。

愛「絵。」

翔子「閻魔大王エンマダイオウ。」

美歌「ウクライナ。」

3人は一斉に洩夜を見た。え?と3人を見た。人差し指を自分の顔に指して、俺も!?と言った。勿論当たり前でしょと翔子が言い、はぁとため息をついて

洩夜(何でこんなに陽気なんだ・・・。)「梨。」

愛「じゃあ・・・ショウジョウバエ。」

翔子「塩水港精糖エンスイコウセイトウ。」

美歌「ウテナ。」

洩夜(段々マニアックな言葉になってきてねぇか?しかもまた「な」かよ。)「泣き顔。」

愛「もうやめましょう。思いつかなくなりました・・・。」

翔子「もう!?早いわね。「え」なんてまだまだあるじゃないの。」

何故か洩夜は愛の言葉を聞いてホッとした。というよりも、こんな状況でしりとりをしているのが可笑しいのだが。そんな時目の前に1人の男が見えた。その男はこちらに気付き、銃を撃ってきた。

洩夜と翔子は左の木に、美歌と愛は右の木に隠れた。

美歌「何よ!もう!」

かなり苛立っていた。理由は自分の楽しい時間を、邪魔されたからだ。そんな勝手な理由で、美歌は返してもらった銃で反撃した。そこはまるで戦争なのかという程の、弾が飛び交っていた。こちらは洩夜・翔子・美歌が撃っていたが、敵は男1人で撃っていた。しかし敵はマシンガンで、かなりの弾を撃っていた。

洩夜「うっ!」

翔子「どうしたの!?」

洩夜「いや何もない。唯弾が掠っただけだ。」

そんな様子を愛は心配そうに見ていた。自分は何も出来ないという、無力感を感じていた。皆必死で戦っているのに、私はどうして助けてもらうばかりで何も出来ない。そんな自分に嫌気がさして大声で、洩夜に向かって言った。

愛「お願いします!!私にも何か武器を下さい!!」

その声はしっかりと洩夜の耳に入った。もしかしたら断られるかもと思ったが、コクッと頷き愛に向かって美歌が持っていて、没収していたコルトパイソンを地面に滑らせて、愛に渡した。コルトパイソンを使いこの銃撃戦に参加した。

〜敵側〜

洩夜達に銃を撃ちまくっているのは、東條 伊武だった。伊武はかなりの武器を揃えていて、弾も武器も豊富にあった。その為いくら弾を使っても余裕だった。

伊武「くっ!なかなかくたばらねぇな。」

伊武も木に隠れ手だけ出して、洩夜達に撃っていた。

伊武「何時になったら終わるんだ?これは!」

イライラして遂に顔を出し、狙いを定めてマシンガンを撃った。その弾があの時洩夜に掠った弾だった。誰も喋らなくなりドドドドド!!そんな銃声しか聞こえなくなっていた。先に弾がなくなったのは愛だった。しかしそんな事、わかっていた事だった。コルトパイソンはリボルバー式で、中に入る弾数が少なかったからだ。しかしこれ程弾がもったのは、愛は隙を見て慎重に狙い撃っていたから、皆の様に連射していなかったからだ。でもやっぱり初心者。全弾外れてコルトパイソンの反動で少し腕を痛めた。

愛「うぅ。」

それを見た美歌はしゃがみ、一旦私達は休憩するわ!!と言って銃を置き、愛の腕をマッサージした。

美歌「全く。無茶するから。」

下を向きながら愛は

愛「今まで助けてもらってばかりでした。だから、何か手伝いたくて・・・。」

10分経ちマッサージを終えて、美歌は銃を拾い撃ちまくった。そんな時に美歌は愛に

美歌「貴方って、人を殺した事無いでしょ?」

愛「え?」

そのまま話を続けた。

美歌「女の勘ってやつよ。貴方狙う時手が震えていたじゃない。しかも撃つ時は少し躊躇タメラっている様だったし。1度人を殺したのなら、そんな事で躊躇っている筈が無いからね。」

愛「その・・・はい。すみません。」

美歌「何で謝るのよ。で何をして捕まったの?」

銃声が五月蝿かったが、2人は近かった為少し小さめの声でも聞こえていた。少し黙っていると

愛「私は・・・無実の罪で・・・死刑になって・・・。」

美歌「はぁ?無実で死刑?一体どんな事件よ。」

愛「大量殺人です。本当は私の彼氏がやったんですけど、私がやったという事になってしまって・・・。」

美歌「へぇー。」

また銃声しか聞こえなくなった。

伊武「疲れてきた。使うしかないか。」

そう言って取り出したのは、手榴弾だった。栓を抜き洩夜達の方へ投げた。

洩夜「!?ヤバイ!!逃げろ!!」

翔子の手を握り愛と美歌の方に走った。

美・愛「え!?」

2人がジャンプすると、手榴弾が爆発した。ギリ間に合った洩夜と翔子だったが、洩夜の左腕に手榴弾の破片が当たった。それを見た愛は洩夜の所に行こうとしたが、美歌に止められた。なぜなら、まだ伊武が銃を撃っていたからだ。左手を抑えながら翔子と一緒に、愛の場所まで走った。

〜巽〜

巽も洩夜達が居るエリアに居た。

巽「何かすっげぇ音がさっきから、ずっとしてるんだが何なんだ?」

音のする方へ歩いていると、バンッ!!と爆発音が聞こえた。走ってそこに行くと、弾が飛び交っていた。

現在状況


[愛・生存][洩夜・生存][翔子・生存][巽・生存][伊武・生存][紗夜・生存][晴明・生存][美歌・生存]

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