表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/26

第15話 南部 晴明

前回のあらすじ

昔友人を殺した覇廉憹 紗夜。彼女は殺した人間を喰う人間だった。

〜エリア110〜

このエリアの中心から半径20mまで煙幕が張られていた。

女「なっ何?」

????「それ以上歩いたら死ぬぞ?」

女「え?どっ何処!?」

右足を前に持っていくと、何かが足に引っかかった。

女「まっ!まさか!?」

後ろに下がろうとしたが遅かった。喉にダガーナイフが刺さった。血しぶきにより煙が少しずつ消えていった。そしてそこには生き残る確率3位の南部 晴明が居た。

晴明「ここが森の様な所で助かったぜ。木のツルを伸ばしここまで繋げて向こう側にナイフをツルで弓の様な感じにした。そして誰かが少しでも引っ張れば、簡単に解けるように少ししか結ばなかった。後はお前が引っかかってくれれば終わりただそれだけだ。」

女が持っていた、武器、食料を全部取りまた罠を仕掛けた。ドドドド!!と音が鳴り何かが飛んで来た。弾丸だった。咄嗟に木に隠れた。

男「何か音が聞こえたが気のせいか・・・。」

晴明(くそ!何か方法は・・・。そうだ!)「おい!俺はここだ!さあ来いよ!来てみろよごら!」

男「あいつ調子乗りやがって!」

キレながら晴明の元へ近づいていった。すると晴明はナイフを持って

晴明「引っかかったな?」

男「はあ?」

晴明は男の上にナイフを投げた。

男「おい何処に投げてんだよ。俺はここに・・・。」

上を見上げるとツルがあり手榴弾を引っ掛けてあった。ナイフは手榴弾を支えているツルを切り、手榴弾が落ちるのと拍子にピンに引っ掛けてあったツルが当然ピンを引っ張りピンが外れた。

男「やばい!逃げ・・・。」

男が逃げ様とした時には既に手榴弾は目の前にあった。晴明はすぐに木に隠れた。手榴弾は男の目の前で爆発した。男は体がバラバラになって死んだ。

晴明「緊急時の時の為に用意しておいた罠だ。使う事は無いと思っていたが、取り敢えず良かったぜ。さて移動しようか。同じ所にいたら逆に危ない。」

荷物をまとめてすぐその場から離れた。

〜エリア98〜

98に着くとすぐ罠を仕掛けて物陰に隠れた。奥から人が早速来た。

紗夜「エリアが縮まったっていうのに全然人に会わないわね。こんな事ってありえるのかしら。」

と歩いていると、いきなり地面に穴が空いた。

紗夜「!?」

晴明は穴に近付いた。

晴明「ここにある物は限りなく少ないから、基本的な罠しか仕掛けられないが、竹を削り尖らして落とし穴の底に刺しておいた。かなり簡単だが、こんなのしか仕掛けられないからな。」

穴を見ると紗夜の姿が無かった。

晴明「いない!!まさか!」

咄嗟に横にジャンプした。

紗夜「ちっ!」

晴明の居た所に紗夜が切りかかってきた。ショットガンをホルスターから取り出した。

晴明「おい!手を上げろ!」

紗夜「はぁ?何で私があんたの為・・・。」

紗夜は晴明の顔を見た瞬間喉に何か詰まったかの様な感覚がした。まさかと思ったが、何と紗夜はこんな状況で晴明に、一目惚れしてしまった様だ。

紗夜「いっいや。その・・・貴方一体誰よ!」

晴明「はあ?」

当然晴明は訳が全くわからなかった。

紗夜「貴方の名前を言いなさいよ。」

晴明(何でその話になんだよ。)「南部 晴明だ。じゃあお前の名前も教えてもらおうか。」

紗夜「覇廉憹 紗夜。宜しく。」

晴明「???」

もう頭がいっぱいになってきた。晴明から見れば紗夜が何を考えているのかわかならかった。とにかく殺気がさっきに比べてなくなっている為、ショットガンを下げた。

晴明「お前が持っている武器はその刀だけか?」

紗夜「はっはい!」

晴明は自分の直感信じて紗夜を見逃した。

晴明(今まで俺の直感が外れた事は無かった。殺気が感じなくなったって事はこいつはもう俺を殺す事は無いって事だ。でも何でかわからないが・・・。)

紗夜から離れよとしたが、ずっと紗夜が晴明の後をついてきた。

晴明「一体俺に何のようだ!」

さすがに頭にきた晴明は大きく怒鳴った。紗夜はビクッとさせながら、小声で喋った

紗夜「その・・・一緒についていっても良いですか?勿論銃を頭に突きつけて私の武器をあげても良いですから。」

紗夜が何を言っているのか晴明には、理解が出来なかった。

晴明(こいつドMか・・・。)

あまりにも真剣な顔だったので仕方なく、一緒に行動するようになった。しかし紗夜を前にして移動した。こんな状況で恋をする程狂っている紗夜はこの時もドキドキしていた。

紗夜(こんな気持ち初めてだ。どうして?今まで殺しにしか興味なかったのに。)

そのままエリア84に入ると夜になっていた。2人は5m程距離を空けて寝た。警戒しながら紗夜に近付くと完全に寝ていた。

晴明(本当に何なんだこいつは。まあいつか利用出来るかもしれないし、生かしているだけだがな。)

と言っているものの、今晴明の頭の中はいっぱいいっぱいだった。そもそも紗夜が自分に恋しているなんてこんな状況から言えばありえないから仕方がないのだが。あと2mぐらい離れて寝た。

〜翌朝(22日21:24:14)〜

起きると紗夜がいなくなっていた。すぐ銃を構えた。

晴明(何処だ?何処にいるんだ?何処から俺を狙って・・・。)

後ろからグサッという音が聞こえた。咄嗟に振り向くと目の前に刀の先があった。目を前に向けると人の後頭部があった。

紗夜「19人目。あっ起きたんですね。」

そのまま刀を人の顔から向くと刀を拭きナイフで人の体をバラバラにすると

紗夜「食べますか?」

晴明「いや。いい・・。」

何て言ったら良いのかわからなかった。

現在状況


[愛・生存][洩夜・生存][巽・生存][伊武・生存][紗夜・生存][晴明・生存]

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ