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第14話 紗夜の過去

前回のあらすじ

このゲームを開催した張本人 勅使川原 雅由樹が状況を見る為ゲームが行われている、この島にやって来た。

紗夜「今の所殺した人数は18。そして残りは121人。まだ足りない。殺さなきゃ。もっともっと殺さなきゃ。」

ニヤリと少し笑顔を見せて刀をひきずりながら、歩いていた。彼女は今の所会った人を一瞬で切る、もしくは頭や心臓を刀で刺し殺したりしていた。そして武器などを拾っていった。銃を見ながらため息をすると

紗夜「私銃とか使えないんだけどな。外ではいつもナイフとか、包丁とかしか使っていなかったからな。ナイフで思い出した。最初に殺した時ってナイフで殺したのよね。今では私にとって良い思い出だわ。」

〜10年前〜

その時紗夜は18歳の高校生だった。彼女は昔から狂っていた。幼稚園の頃は遊びと言ってガラスを割り横にいる子の手を切ったり、小学校の3年生ぐらいの時は鉛筆の芯を先生に刺したり、中学校はコンパスで人を刺したりした。どこの精神科医に行ってもどういう訳か、異常は無いという事しか言われなかった。つまり彼女は小さい頃から人を傷付ける事が好きという事、そしてそれは精神的にでは無く、彼女にとってそういう行為は皆があの食べ物が好きというのと同じ感覚という事だ。そんな彼女が始めて人を殺したのは高校生の最後の日の事だ。友達は佐藤 真裕美という女性だった。紗夜は普段は別に何処にでもいる普通の子だった。というより落ち着いた子だった。

真裕美「高校ついに終わったー!紗夜。お祝いに何処に行く?」

紗夜「何処でも。」

真裕美「じゃあ新しく出来た居酒屋にでも行く?」

紗夜「うん。」

という事で居酒屋に2人は行った。真裕美は刺身を食い、紗夜は漬物とご飯しか食べなかった。

真裕美「どうしたの?」

紗夜「食欲があまり無い。」

真裕美「ふーん。」

何時間か経って夜道を歩いていた。紗夜が立ち止まり

紗夜「死後の世界って何があるんだろうね。」

真裕美「どうしたのよ急に。」

紗夜「行ってみたいと思う事は無い?」

真裕美「私は無いわ。」

話しながら手が鞄に入れているのが、チラッと見えた。そして取り出したのはサバイバルナイフだった。

真裕美「どうしたの?そのナイフ。」

紗夜「今からその世界に送ってあげる。」

その時暗くてわからなかったが、はっきりわかったのはナイフの種類はサバイバルナイフという事、そして紗夜の顔が微かに笑ったという事だけだった。

真裕美「冗談よね?まさか・・・・・・まさかだけど私を殺す気?」

紗夜「えぇ。そのまさかよ。この頃ストレスが溜まってね、人を殺したらどれだけ解消されるのかを、試してみたいのよ。」

少し後ずさりしてから後ろを振り向き逃げようとした。だが間に合わず後ろから刺された。

紗夜「どう気持ち良い?はあはあ・・・私は今これ以上無い程興奮しているわよ。今まで何度も沢山の血を見たけど、これ程ドバドバ出ている血を見るのは始めてよ。」

真裕美「さ・・・や・・・何・・・で・・・・・・何で?」

紗夜「私はこういうのが好きなのよ。さよなら真裕美。」

ナイフを抜くと膝を地面に付けて涙を流しながら顔を上に向けた。

真裕美「紗夜・・・。」

紗夜「じゃあね。」

真裕美の喉をグサッ!と刺し真裕美を殺した。友達を殺したのにも関わらず紗夜は優越感に浸かっていた。血が溢れていたがこの道は朝昼晩関係無く人は通らない。つまり防犯カメラも付いていない、その為紗夜は真裕美の死体をそのままにして、1人暮らしをしている自分のマンションに戻った。家に入りTVを見ながら紗夜は大笑いしていた。家で何もしていないのに笑うのは、流石に駄目だと思いあたかもTVを見て笑っている風にした。実際は真裕美を殺した事に笑っていたのだ。その後もバレない様に、フードを被り次々殺していった。そして現在の3年前つまり真裕美を殺して7年後に、ついに200人という所で警察に捕まり死刑判決された。

〜現在〜

紗夜「私にとって殺人は遊び・・・いや生き甲斐よ。殺人をしなきゃ生きている意味なんて無い。」

巽より狂っている考えをしていた。刀に付いた血を紗夜は舐めた。

紗夜「血の味は最初鉄の味だったけど、今は本当にザクロの様な味だわ。今後も少しずつ口が慣れてもっと美味しくなるのかしら。私はザクロが好きだから、これでも良いけど。」

少し笑いながら言った。エリア83に入った時男が紗夜を撃ってきた。その弾丸にビクリともビビらず、弾丸を刀で弾きながら男に近づいていった。

男「来るな!」

紗夜「ごめん。無理。」

そのまま男の心臓を刺した。ぐりぐり刀を回した。男の耳元で囁いた。

紗夜「どう?体の中でこうやってぐりぐりされるのは?気持ち良い?って聞いても無駄か。死んでるもんね。」

刀を抜くと体をバラバラにして、骨・肉を綺麗に分けて焼き肉と言いながら焼いて食べた。

紗夜「ときどき自分でも思うけど私ってもう人間じゃあないかもね。人間の形をした唯の化け物ね。」

美味しいと言って人肉をそのまま食べた。彼女にとって人肉は牛肉と同じ様な感覚であった。

紗夜「さて今度は誰が私を襲ってくれるかな?」

現在状況


[愛・生存][洩夜・生存][巽・生存][伊武・生存][紗夜・生存]

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