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肩書は異世界探偵   作者: 紅椿
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プロローグ

固く冷たい物体が僕の頬に下に。

しばらくしてその物体が自分の机だという事に気づいた。


今は6限。数学の授業中らしい。

時計を見て分かったが20分ぐらいは寝ていただろうか。


普通、20分もわかりやすい体制で熟睡している奴がいれば生徒か教師かどちらか1人は注意位するだろう。

まぁ…つまり僕、‘東雲シノノメ 涼夜リョウヤ’という人間を相手にする奴なんていないのだ。

まぁこのクラスの中の話だがな。


いじめを受けているわけでもない。皆の目の中に‘僕’という存在が映ってないだけだ。つまり空気だ。

と言ってもほんとに空気としてこの世界で生きているわけではない…れっきとした人間だ。




存在感がないからと言って不登校になる理由もない。

それに、僕には他の奴らにはない力があるんだ。

「能力」と言った方が正しいかもしれないな。

まぁ僕だけが持っているというわけではないが…



能力というのは<生まれもった>というより<得た力>と言った方が良いかな。


そこでみんなが思う事。【その能力はどこで得たのか】。

勿論この世界で得たものではない。と言っても二次元とか四次元とかそんなのじゃなくて、‘僕等世界’という最近できたネットゲームの中で得てものだ。

ここでゲームについて簡単に紹介しよう。 


このゲームは

「画面の前でまるで向こうの世界に入り込んだかのようにその場で体を動かしプレイする」

といういわゆる<VRゲーム>という種類に入るプレイ方法と

「向こうの世界に行きプレイする」

という方法の2種類がある。向こうの世界にトラベルしプレイできるという事は<次元>を越えることになる。そんなことが可能なのか?と思う人もいるかもしれない。 そんな考えが通用するのは少し前の時代までだ。 


ここ20~30年でこの世界は大きく変わった…いや<日本>という国が大きく変わったのかもしれない。 

このゲームはどんなものか…そうだな「ゲームをプレイする僕達の第二の世界」といえばわかるだろうか? 


この世界も僕らが今生活している世界とさほど変わりはなく、違いをあげるとすれば「<能力>を得ることができ、ここ(3次元)での日常生活で使える」と言ったところだろうか。 


能力を得るための方法というのは大きく明かされていない。

正直僕も何故、能力を得ることができたのかわからない…


僕の能力?…そんなの今説明しなくてもいずれわかるはず。

  

 

だけど、皆がみんな能力を得られるわけではない。 

どんな人物が能力を得られるか、それは僕にもわからない。 

僕も自分に能力が宿った時は少し驚き、そしてとても嬉しかった。 

 

僕が知る限り、この学校にも僕と同じように能力を得た人物が2人。 

一人は宮原ミヤハラ ナギ。もう一人は北瀬キタセ 志之シノ。ふたりとも同級生で、小学校からの仲だ。 

僕の数少ない友達…いや親友と呼べる存在だ。 

 

この2人とはクラスは別々になり一緒にいる時間は少し減ったが親友に違いない。  




















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