自動精肉販売機
今日もうっかりバスを寝過ごして、しばらく過ぎたバス停で降りた。
いや、直前まで起きてましたよ?
ソシャゲやってたし。
「あと3バス停だな~」
「〇〇郵便局前」
はっ?!!
んだよ……やってしまったよ。
仕方が無いし登りはもう終わっている時間だし……と徒歩で帰る。
「たまには普段歩かない道を歩こう」
真っ暗なのに、冒険している場合か?だが、おっさんである私はは今は小説のネタを探している。
地元は街灯が少なく、結構町は暗い。
以前も「電話ボックスネタ」を披露したが、アレもガチでああいったスポットの明かりは目立つ。
バスが通る県道とは別に裏道といっていい並行して走る細い市道が私の家の前の道だ。
つまり並行して県道を歩き、自宅近くで曲がって市道に繋がればどこのタイミングで曲がっても家に着く。
で、今日はほんのちょっとの出来心で、普段とは違う道を曲がった。
その道は普段もあまり通らない道なのだが、夜になると本当に街灯が少なく、道が見えない。
そんな道避けろよと言いたいが、好奇心が勝った。
もう最近は夜でも気温がさらりづらくなってきて、寒気もしないから……というよく分からない自分の中の言い訳を付けつつ。
本当によく見ないと危なくて、スマホのライトを使う羽目に。
ちょっと後悔だけど、戻って別の道に行くには面倒くさい。
そんなこんなで進と、ずいぶん明るい自動販売機が見えてくる。
こんなに人気がない場所に普通のジュースの販売機とも異なり、無造作にというよりちゃんと地面にコンクリートで固めたコーナーに小さな屋根付きで煌々と光っている。
窓は大きく、中に直接売っているものが見える、空港とかでパンとか売っているタイプと言えば皆は知っているだろうか?
中を覗いて売っているものをみたら、精肉ばかり。
ソーセージ、ソーセージ、ハム、ベーコン、ウィンナー
全部袋入りだったり、真空パックになって理路整然と並べられて意外と種類も多い。
しかも、なんか安いのだ。ウィンナー1パッケージ200円
ベーコン200円
何でこんな誰も買いに来なさそうな薄暗い裏道みたいな細道にこんな販売機があるのかもわからないが、売っているのが全部加工肉というのも良く分からない。
……安いというのが、又怖い。どういうルートで仕入れているのだろうか?
真空パックの肉は製造元も見当たらないタイプだ。
……そこで、嫌な想像をしてしまった。
肉って痛むし、こんな自販機に鮮度保っておいておくメリットある?
安く提供できる肉って……
そういえば、最近娘が通っている小学校で行方不明の子供が出てるって近所の噂が……
私はそこからダッシュで帰った。
週末の深夜近い初夏の湿気が厚さを逃がさなくなった中、胸が苦しくても走った。
今、自宅に着いてコレを書いているが……もう二度とあそこには行かないと誓う。
自販機の写真(本物)を追加しました




