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社会人の独り言  作者: 黒船雷光


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桜吹雪

桜がぼちぼち散り始めました。


本日は雨が降って居ますので、足元の水溜りは桜の花びらが重なり合ってその有終の美を桜色に染めています。


気のせいか最近の桜の花は昔より彩度が落ちている気がしますが、漫画やアニメ「秒速〜」などでも印象に強い桜は思い出補完も有るのかも知れません。


最近ネットで見た都市伝説では、日本の桜「ソメイヨシノ」が、新種の病気に罹ってその殆どがクローンの桜は一気に全滅すると言った話でした。

日本から桜が消えたら、かなり印象が変わるなぁとか杞憂で終われば良いなとかそれはさておき。


やっと本題


二十年くらい前でしょうか?

若かりし私は花見に参加しておりました。


その日は曇天で、雨の気配はそこまででは無かったが、天気予報は雨であった。


宴も酣……それは起きた。


私はツマミの追加のために、出店に買い出しして焼き鳥を買い込んでいた。


戻る最中に、正に「一陣の風」が吹いた。

風もそうだが、やけに湿り気の含まれた「一雨来るな」と言う予感を誘発するモノで、生暖かく私の後ろから前に、足元を吹き抜けた。


その瞬間である。


公園を埋め尽くす桜の木がその風に煽られて


【まるで自らの意思で花びらを篩い落とす光景】が目の前で起きた。


リーリーチェン主演「英雄」で印象的な花びら舞うシーンが有ったが、リアルに公園に咲き誇る花びらが一斉に落ちて風に舞う光景は、本当に美しく儚くそして劇的だった。


その瞬間に立ち会えたのは後にも先にもその時だけだが、その時自分が自然に口走ったセリフは覚えている。


「コレが桜吹雪か……」


漫画やドラマや映画の誇張よりも、自分で体験したことの印象、記憶は根深い。



とか言いながら、今この足元な漂う桜の花びら見るまで忘れていたわけで…美しい思い出も、一緒にいた人も忘却の彼方に消えていく儚さは同じなのだなと。


今しかできないことに向き合い、一花咲かせましょう。

桜吹雪になって散ったとしても来年があると信じて。




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