バイオフィルム・ショック【グロ・ゲロ汚物表現注意】
昨夜シャワーを浴びていたら、どうにも排水が良くない。
妻は「毎日掃除してるわよ!」とキレているのでそれは申し訳ないことだと思いつつ…
排水されずに足元の水位が上がるくらいの感じで、しばらく放置すれば「ガボゴボ」とか言って全く流れないという感じでないので我慢しようかと思ったが、昨夜は家族も寝静まった夜中という事もあって一念発起して排水溝を調べるところからスタート。
まず、クサイ。
今思い出すだけでもオートリバースしそうなくらいの凶悪な悪臭だ。
私がおじさんで加齢臭がしていたとしても、コレよりはマシなはずだ。
これだけでも心が折れそうになるが、幸い花粉症家庭なのでマスクは在庫が沢山あるので
重ねてマスクするが…なんせさっきまでシャワー浴びてたんだから湿度が高いので眼鏡が曇る。
眼鏡あきらめる。
浴室の排水溝は、髪の毛などが排水管のコーナー等で詰まらないように返しが付いた複雑な構造だ。
我が家は賃貸なのでこの構造がしっかりしていて、網目のふた、ゴムパッキン付きの上呂のような集約する筒、筒を受けるコップのような弁、それをさらに返しで受ける同様なコップのような弁と二往復も三往復もする構造になっている。
最初の網を取り、筒は90度捻るだけで比較的簡単に外せたが…裏にはびっしり「垢」が付いている。
ヘドロとも言っていい。
最悪なのは、浴室の電気に照らされたその半透明のデロっとしたスライム状の垢が肌色している。
髪の毛も絡んで溶けた人間の垢がこびり付くという最悪のビジュアルである。
マジで吐きそうになる。
この塊に人の目ででも付いていて、瞬きでもしたらショック死する自身がある。
これを丁寧に洗い流す。
(これを書きながら思い出してまた吐きそう…)
いや、塊はキッチンペーパーでぬぐい取ってゴミ袋に捨ててますよ?
受け口のちょうど湯呑くらいの弁を引っぱり出す。
この時点で気を失いそうな匂いとドロっとした感触…全身が「お前マジか」と鳥肌を立てて拒否。
だが、ここまで来て放置できん。
排水も止まってベージュの濁った水が溜まり、悪臭の中、勇気を出して手を突っ込む。
ヌルリ…
「ぎえぇぇ…」妖怪が……という事もなく奇声を出したのは自分だった。
うつぶせにハマっているその弁を取り出す。
ガポゥ…ブクブク…ドロドロ…
「ヒィィィ…」
その泡が弾けるたびに広がるマスク越しの悪臭……目に染みる。
全体を包むグロテスクな形状を維持できない軟体が私の手に垂れてくる。
覚悟を決めて全部ふき取り、更に下の受け弁が……取れないのだ。
ゴボゴボ言い、取れそうになるが、排水溝の直径に沿っていて簡単に抜けない。
もう、キッチンペーパーやティッシュ越しではどうにもならないので素手で突っ込む。
何とか取り出す。
ゴッパァ
という音と共に、ラスボスがその姿を現す。
崩れかかった人間の顔。絡みつく大量の髪の毛
鼠色とピンクと肌色の混ざったキョドる不気味なゲル状の塊。
一瞬その上で弾けた泡が、本当に人の目に見えた。
そしてその泡が飛沫を飛ばして大きくはじけた際のクリティカル汚物悪臭がとどめを刺して来た。
醜悪で汚物で最悪で悪臭でグロテスクで悪寒を感じさせる最臭兵器
その塊を拾い上げてゴミ袋を閉じる。
シュゴー
という音と共に速やかに排水が終わる。
パッキンを戻してミッション終了。
私の手は、かぶれて蕁麻疹が出来て腐りかけて…迄は行かなかったが
蕁麻疹は本当。
そのあと30分かけて消毒と手洗いを繰り返したが、匂いは取り切れず、匂いと共に絶妙な感覚がずっと纏わりついて離れず、手の感触がマヒするまで繰り返し洗った。
今朝、起きて妻にその話をすると「あ、えっとどうやっていいか分かんないから、ハイター上からぶっかけてた」と言ってた。
まあ、毎日掃除しているという定義も人に寄るし、妻はそれ以外にも家のあらゆることをやってくれているので文句を言うのは差し控えたが、バイオテロだな…と思った。
オチは無いが、こんな片手ツッコむ程度のことでも、超絶グロテスクホラーなのに、ゲーム内での表現でのホラーが好きな人の気持ちには寄り添えないな…と改めて思った。
この記憶はここに記すことで出力し、私自身の記憶からは抹消することにする。




