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社会人の独り言  作者: 黒船雷光


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ドッペルゲンガー

「お父さん、ドッペルゲンガーってしってる?」と唐突に長男から聞かれたので、「そりゃ知っとるよ…観たら死ぬ奴やろ?」と返すと「うん…それなんだけど…」と言うので


「は?もしかして見たんか?」と恐る恐る聞くと

「僕じゃない」というので、じゃあ何の話だ?と言うと

「よく、臨死体験した人って『客観的に自分を見下ろすことがある』って話をするじゃん」

「せやな…昔丹波哲郎さんていう…」

「それは知らないけど…要は『鏡以外で自分を客観的に見るって録画した映像以外ではない』ってことでしょ?」

「そうだな…そういや、長らく日本の体操をけん引した内村航平選手は鉄棒での複雑な回転は自分がどういう状態かそれを客観視する感覚があるって言ってたな…」

「それもかなり特殊だけど…つまり、異常に死に近いような特殊な状況だと、人間の感覚って常軌を逸して自分の中に普段の視覚情報とかから得られる脳内で結像するものを、第三者的に確認するほどの事態に陥って確認する際に、脳内に別の自分を再構成するほどの能力を発揮するって事じゃん」


「なんか難しい話になって来たぞ…要は?」


「ドッペルゲンガーとして自分を別視点で認識する様な状況って、死に直結する様な事態なので、見たら死ぬはその後の結果として正しいんじゃないの…って話」


 ナルホド…観たら死ぬじゃなくて、死ぬときに見る自分自身をドッペルゲンガーというということか。


 ちょっと面白い話だったので…まあ、私は人生においてドッペルゲンガーはないけど、明確なデジャヴと見えている世界がスローになるのは体感したことがあるな…とか、色々思い出した。


https://syosetu.com/usernoveldatamanage/top/ncode/2795801/noveldataid/26831834/

※デジャヴはすでに発表済み


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