人形供養
飽きたら捨てる…
モノである人形は、楽しく遊んでいる時は最高の相棒でも、時がたち壊れたり忘れ去られたりしたらゴミと同じ…だけど、生み出された人形はその使命を全うするために魂をもっている…
という、八百万の神々の思想に則って、ピクサーの「トイストーリー」シリーズはヒットしたと思っている。
ピクサーは元々CGの研究成果を発表するシーグラフという学会での成果発表の中で、無機質な一輪車やロゴにも登場する電気スタンドにキャラクター性を吹き込んだ作品を発表し、度肝を抜いた。
…と記憶している。
この思想こそ、万物に魂は宿り、そのことに感謝して生きようという東洋思想が根幹にある。
そしてそれが欧米でも受け入れられたと…
実際に人形が動いたらコワイし、ある意味ホラーな面もある。
ホラー映画でも人形がテーマな作品はチャッピーとかに代表される中であるし。
それはさておき…昨夜なぜか自分が人形になっている夢を見て…日本家屋の中で動けない自分を、和風の少女が私にままごとをさせている。最初は自分が人形だということにも気づかず、なんでこんなに視点が低くて自分は動けないのか理解できなかったが、段々自分は人手は無く人形なのだと理解する。
暗転して再度気づくと、日本家屋の部屋の様子は少し変わっており、年月が過ぎ去ったことが推測できる。腰の曲がった老婆がやってきて私を優しく抱き上げる。私は風呂敷に包まれてどこかに連れていかれる。
着いた先はお寺の境内であった。
周囲にも日本人形がたくさん置いてある。
わらが敷き詰められており、これから何が起きるのか理解した。
「お焚き上げ」人形供養だ。
熱さは分からない。煙で前が見えない。
どんどん暗くなっていく。最後に視線がぐるりと回った感覚で燃え堕ちたのだと理解し…
「うわぁ!!」と自分の声で起きた。
とんでもない夢を見た…
え?一度も日本人形に関わったことないのにこんな夢見ることある?
最近は夢見ても、起きたら覚えてないのだが、自分の声で覚醒したがゆえに忘れずに残っている…
?夢占いとかあるけど、怖くて調べられない…




