表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社会人の独り言  作者: 黒船雷光


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/69

鎌鼬(かまいたち)

 娘が膝を怪我したと言って絆創膏を張っているのだが、そういえば絆創膏って最近使わないなぁって思って最後いつ使ったかな?とか思い出そうとして別のことを思い出した。


 鎌鼬ってご存じだろうか?


 まあ、日本では結構有名な妖怪なんですが、三匹でチーム組んでジェットストリームアタックみたいに、一匹目が転ばせて、二匹目が鎌で膝を斬り、三匹目が血止めを塗って去っていくつむじ風に見せかけて行動する妖怪…みたいな話だったかと。


 これ、実は小学校の時、食らった記憶があって、つむじ風という感じではなかったけど、山林を歩いていて、当時日本の小学生はほぼ99%半ズボンの時代だったので、膝なんぞよく擦りむいたりあちこち引っかけて怪我をすることも珍しくなかったのだが、その日は一緒にカブトムシ捕りに行く最中で、何でもないところで急に転んでしまい、はて?と思いながら、先に行く友人を追いかけたら…


「おい、ライコーお前膝」

 というので、改めて膝見たら結構ガッツリ膝の肉が削れてて、えってなった。


 切れたというより彫刻刀で削られたような傷。まあ、今思い出せばそこまで大した傷ではないと思うが、幅3mmくらいで膝がしらに横に5cmくらい深さも3mm程度だったと思う。

 子供の頃の怪我ってほんと1mmの深さも無いようなものが多かったから、切断面が見える怪我というのは非常に衝撃で、自分の桜色の皮下脂肪の奥が傷口から見えてなかなかのものを他人事のように見ていた。


 痛くもないから怖い…血が出ないと言ってもわずかな間で、じわっと血が滲み始めるとドバドバと血が出始めて慌てる羽目に。


 カブトムシどころではなくなり一番近い友人の家に。

 玄関で庭で水で洗えと言われて外の水道で水を流して傷口を洗い用意してもらった絆創膏を数枚張る。


 血が出始めると痛くて動かしづらくて困りながら帰った。

 家に帰って母親に話すと、赤チンつけてガーゼして包帯撒いて終わった。


 ※赤チンはガチで強力な切り傷系の治療薬。製造過程での環境汚染が問題とかで

 製造中止されたと聞いているが、かなり世話になった。

 世間ではテレビCMでマキロンという傷薬が宣伝されててそっち流れる感じだったが

 個人的には赤チン派だった。


 閑話休題


 別に妖怪見てないし、子供時代の昔話だけど、カマイタチって居るんだって勝手に個人で思った思い出話。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ