宇宙人解剖フィルム
自慢では無いが、宇宙人解剖フィルムの撮影に立ち会った事がある。
しかも、ハリウッドで。
監督はブライアン・ユズナ氏。
三十年前の話だけど。
私はゲームディレクターとして日本から参加して
演出兼撮影帯同でゲーム内容との整合性を調整しながら
スタッフの働きぶりを目の当たりに出来た。
大変貴重な体験だった。
本物の宇宙人は当然遭遇しなかったが、エリア51の近くも飛んで空撮もした。
勿論下手すりゃ撃ち落とされるので、民間セスナをチャーターしてらしい区域を適当に巡回してもらったのだが、分かったのはロスが本当に砂漠の真ん中にあると言う事ぐらいだった。
予算が無さすぎて、当初は前半動画のムービーアドベンチャーゲーム想定だったが、背景と人物を別で撮影して合成して人物は全てクロマキー合成だったが、それが幸いしてあとからシナリオ弄りまくって楽しかった。
原作者の先生はとても楽しい方で、色々オカルト話をして下さり、その世界にドップリその期間は浸かっていた。
一番優秀だったのはプロデューサーの方で、今でも稀に連絡取れるが、少し疎遠になっているので、また連絡してみようかと思う。
あの作品のメイキング話は本一冊書けそうなくらいの思い出があったはず…まぁかなり忘れたけど。
当時の資料は結構残っているので、機会あったら語りたいと思う。




