小豆磨(あずきとぎ)
基本的に、ここに記載するのはフィクションという事にしている。
まあ、その方が良いこともある。
昨日はとんでもない大雨に見合われて、家の前が濁流になってた。
川も近くにあるのだが、そこの水流が暴れていたのは勿論だが、あの「テロレロリーン…テロレロリーン」というスマホから発せられる緊急時速報は、ホント怖いですよね…311のあの前後での思い出をハッキリと甦るから、単純に命の危機を少しでも感じるとセットでトラウマです。
まあ、トラウマスイッチも困るのですが、実際問題自宅前道路が冠水。しかも夜中。
緊急地震速報の音量よりさらにデカイ雷の音。
さらに急激に横殴りに突風まで吹いて、それは一瞬だったが「竜巻?!」と思わせるような勢いと家が軋む音で、そんな時息子が起きてて「怖いけど今からの避難って無理だよな…」と話している最中で、ただただ、ビビり散らかすだけで何もできなかったので、これ本当に竜巻の様なテンペスト食らったら助からないな…って思った。
まあ、線状降水帯による局地的大雨の怖さは別にオカルトでも何でもないのだが…
そのあと寝ようってことで解散して布団に潜り込むとこんな日にはいろいろ聞こえてくるわけです。
そういや、お盆で坊さんにお経あげてもらったばかりだったっけ…
あまどに大粒の雨音が突然横からぶつける様に「バラバラバラ…!」
排水溝から逆流する水音「ゴボォ…ドクドク…クポ…ゴボゴボォ」
そして、聞こえてくる謎の「しゃりしゃりしゃり…」
コイツの怖いのはその一定のおとが一定のスピードで家の横まで移動してくるところだ
ええっと…なんだっけ…なんか、アレだ…
『小豆研ぎ』
「……シャリシャリシャリ」しばらく家の前に止まっていたかと思うと、向こうに移動していってしまった…もし、確認しようとして玄関開けて確認したら…と考えて、考えるのやめてそのまま寝た。




