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墓参り

フェリーで、家族が移動するには理由があった。

育った地元で相続した父の銀行口座の手続きが必要だったからである。


会社に有給申請してお盆を避けたのは、平日にしか銀行の手続きが出来ないからだが、ついでに同じく近年亡くなった妻の父の墓参りも⚪︎回忌だからと言うのもある。


蝉が鳴き、リスが走り回る車も通れない山道を抜けて、行き着いた寺は結婚してすぐに来て以来だ。

水をやる為にバケツに配る為に何と井戸から汲み上げ式で息子達が面白がってやってくれたが、灼熱の中中々のしんどさだった。


同行した妻の母と妻と子供達と墓を清めて線香を上げる。

順番に線香をあげて手を合わせる。

ふと横に立った人物がまだ残っているのに気づいて、私は最後で良いと思って譲る。しかし遠慮するのか私より前に出ようとしない。


誰が最後残ったのかと改めて横を見ると誰も居なかった。


猛暑が吹き飛ぶ背筋のゾワリと言う感覚。


戻って今妻の実家に居るが、頭痛と吐き気と眩暈で倒れている。まぁ、熱中症なのは間違いないが…立ってられない体の重さは熱中症の症状の中にあったか?とか思いながら、今懸命にスマホに向かって打ち込んでいる。

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