76/148
大先輩
すると、少女は言い返す。
「ボクにも九重真央って名前がある。あのね、ボクは君の大先輩だぜ? 仕事においても、人生においてもね!」
「あんた、どう見ても……」
そんな年齢じゃないだろ、と。
言おうとして、考え直す。ここはそういう集まりだと、さっき知ったばかりではないか。
「……わかりましたよ。で、真央さんが、俺になんの用事ですか?」
「ぷくく……。お前……睦月さ、自分が『仮面ライダー』にでもなったと勘違いしてるんじゃないの?」
「……はあ?」
予想外の単語を耳にして、睦月は首をかしげて聞き返した。




