表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結までほぼ毎日更新】超巨大テーマパークで働いたら連続殺人に巻き込まれました。怪奇と幻想『ストレンジ・ワールド』へようこそ!  作者: 森月真冬


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/146

感覚

 睦月はベッドの隅で枕を抱え、毛布を身体に巻きつけ、鳥肌を立てて震えていた。

 風呂場で首が落ちた後、華音の悲鳴を聞きつけて、仕事に戻ろうとしていたニマが戻ってきた。それからフロアにいた芽衣子を呼び、三人がかりで華音の部屋へと動かぬ身体を運び、ニマが首を縫い直したのだ。


 恐ろしいのは、その間中、ずっと意識があった事だ。

 首の骨が差し込まれる感覚、皮膚が引っ張られる感覚、プツプツと針で穴を開けられ、糸が通る感覚。そして神経が繋がり、体が動くようになった瞬間の感覚……そのどれもが、おぞましい記憶として残っている。


 ちなみに、睦月の裸体はその間、芽衣子によって興味深そうに仔細に観察されて弄ばれていたが、そんな事はゴミ箱に捨てられてる餃子ドッグの包み紙くらいにどうでもいいと思えるほどに、衝撃的すぎる出来事だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ