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【完結までほぼ毎日更新】超巨大テーマパークで働いたら連続殺人に巻き込まれました。怪奇と幻想『ストレンジ・ワールド』へようこそ!  作者: 森月真冬


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決断

 ふてくされたように和服は続ける。


「本当にこいつのためを思うなら、今すぐ楽にしてやるべきだろ? どうせ、このままじゃ死んじゃうんだ。万が一助かっても、意識が戻るかわからない。半身不随になるかもしれない。だったら、ここでトドメを刺すのが人情じゃないか」


 と、獣耳が和服から包丁を奪いつつ、言った。


「確かに、言うとおりだよ。このまま、死ぬまで放っておく方が可哀そうだ。どうしても辛いなら、オレがやる。……オレも自分の言葉に、責任を感じないでもない」


 フードが、睦月の首をぐるりとなぞった。


「ここ」


 そこを、切れという意味らしい。

 蝙蝠羽がキョンシーの肩を抱いて、引き離そうとした。だけど、キョンシーはどかない。


「……待って」


 キョンシーは立ち上がると、獣耳の手から包丁をそっと取り上げる。


「あたしが……やるから」


 そう言うと、大きく包丁を振り上げて、力一杯に睦月の首へと叩きつけた。

ブクマや評価がなかなか増えないので、投稿機会を増やすために細かく区切ってみました。

読みにくいとかあったら教えてください。

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