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43話 バスターの好奇心

あけましておにゃにゃにゃーございますにゃ


※誤字は無いはずにゃ

行ってはならないと言われた島へ爆速でやってきたミナトは大きな洞窟を発見し、中に入ろうとする。


「ここか、あれ」

前には見覚えのある人が、


「おーいバスター!」

「ギクッ!?あらあらあらミナトチャンじゃないの、こんな所でどうしたのかしらーん」

同じく洞窟に入ろうとしていたバスター。


「ここは来ちゃダメって言ってたじゃん」

ミナトが攻撃をする。


「そ、そうなのよね。ミナトちゃんこそなんでここに?」

バスターがカウンターを仕掛ける。


「いや、バスターが見えたから止めないとって思ってさ」

クロスカウンターが決まった。


「ぐぬぬうんふんうふん」

セルフエコーが決まった所で。

「ダメって言われたらねぇ?」

「・・・・・・まぁ」


「「来てしまう」」

「よし、中に入ってお宝独占しよう」

「そうしましょそうしましょ♪」

どこかで痛い目を見た方が良いのかもしれない。

洞窟は下に広がり、進むにつれて広く大きくなっていく。洞窟内には折れた剣や槍が転がって、戦闘の後のようだ。



「バスター!」

「えぇ!」


2人の目の前には鎖に繋がれた真っ白で巨大な狼がいた。


『クティスヴル』


「よく来てくださいました」

優しそうな女性の声だ。


「喋ったわよん!?」

「って事は特殊ボスだ」

2人は半歩足を引いていつでも戦闘出来るようにする。


「その剣、フラムとラーゴにあったのですね」

「そんな感じのドラゴンにはあって剣を貰ったけど、合成したからもう返せないぞ」

「良いのです、皆さんにはまだ会ってないようですね。私からも」

そう言うと折れた牙と爪をバスターの前に差し出した。


「各属性のボスに会えるようにしておきます。最強の武器を作ってください」

「これ!アタチ貰っちゃうからね!」

牙と爪を抱えてチュッチュする。


「バスターやめたおいた方がいい、そいつ多分歯磨きしてない」

「どこ気にしてんのよ」

「ふふふ、では別れの時間です。短い時間でしたが楽しかったです」

言い終えると体から光が溢れ出し、一瞬だけ鎖が切れたように見えた。

『聖獣クティスヴル』


光が収まると2人は洞窟の外に出されていた。洞窟は瓦礫で塞がれて入れなくなっている。


「バスター!」

「無事よーん、これが特殊ボスの演出って事ね。まだ他にもいるみたいだし、装備も貰えるらしいから集めなきゃん」


クティスヴルにあったミナトとバスターは他の4人が集まるまでは特殊ボスを探さない事にする。


クティスヴルの言い方では他の特殊ボスに会えるようにしておくとのこと、会うことだけなら進めば会えるため何かしらのアクションがあるという事だろう。

気になるのは『フラムとラーゴ』と言っていた点、まるで2人のようだ。この後一瞬だけポンタと会い、バスターは装備を作ってもらった。


新装備

・フローズヴィトニル 性能 STR+150 SPD+300 MP+100

【スキル】

ヴァナルガンド 消費MP150


手袋に爪がある装備だ。SPDが高く設定されておりバスターの戦闘スタイルと合う。不足しがちな攻撃力も補えて相性が良い。ちなみにポンタは、「新しい鉱石を見つけて凄い盾が造れそうだから構ってあげられないポン!」と言ってどこかへ去っていった。


これで分かったことがある。特殊ボスと接触すると装備か素材が手に入るようだ。2度目の接触は敵として、今回はそもそも会うことができなくなってしまった。と言う事は世界で1個しかない装備や素材となる。特殊ボスなだけあり、性能は非常に強く他の装備の何倍も活躍するだろう。


今発見しているのは

・テプロヴギオン

・アボンドーリ

・ヴェルゴーネ

の3体。属性て例えると水、土、風。フラムラーゴが炎、クティスヴルが光。この様子だと闇属性の特殊ボスが居ることになる。各属性1体ずついてもおかしくは無いため、まだ行ったことのないエリアがあるのかもしれない。


しばらくは予定が合わず、後日ミナトはフユネと2人で今まで行ったことのある特殊ボスを尋ねることにする。

2人はゴーネ山脈の特殊ボス、ヴェルゴーネの手前まで来た。


「ここから先に風獣ヴェルゴーネがいるけど、今回は先頭ではなくて接触だから」

「はい、分かってます。あとその、こちらの方はどなたでしょう?」

「どうもこんにちは」

スーツを着た執事のような男が立っていた。

「ワタクシこう言う者です」

「「あぁどうも」」

2人は名刺を貰う。


『つよいぼす風獣ヴェルゴーネ』


「「え?」」

「どうぞこちらへ」


気がつけば男はグリフォン風なボスが居た所で椅子に座っていた。



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