3話 新しい地へ行ってみた ※2024、8,16 使用アイテム修正
パーティーはある程度距離が離れると解散されるにゃ
Qどうして必要素材が分かるの?
Aスキルで強化したい装備を選択すると強化ルートが表示されるにゃ
ポンタに素材集めをしてもらってる間、始まりの町に一旦ワープして西方面を探索することにした
西に進むと尻尾が刃のように鋭い蛇が襲ってきた
『エッジスネーク』
エッジスネークは尻尾を地面に叩きつけジャンプし、尻尾の刃で攻撃してきた
「早速仕掛けてくるか、けど」
スッと横にずれて下から上に剣を振り1撃で倒す
「装備が強くなったから楽に倒せる」
剣を収めようとすると草をかき分ける音が2つ
「くるかっ」
あえて剣を収める
ササッ、サササッ音が止まった。
2体同時左右からジャンプして尻尾の刃で攻撃を仕掛けてくるがこれを待っていた
「黒炎縛」
足元から4本の黒炎の鎖が出現しエッジスネークたちを捕まえた。動けなくなっている所を素早く斬りつけ倒す。『尻尾の刃』を回収する
黒炎縛でダメージが入ってるとは言えスキルだけで倒せないが足止め、牽制、味方の補助に役立つスキルだ。エッジスネークであればスキルを使う必要はないため順調に進み、村に着いた。村に着くとHPMPが回復した
『ピレイン村』
村に入ると外には人がおらず、大きな木の家の前でおじいさんが椅子に座っていた。何かが変だと思い声をかけてみることにした
「あの~」
「旅の者か、何もない村だがゆっくりしていっておくれ。宿はそこを進んだ所にある」
「どうも。じゃなくて、なんだか村に人がいないように見えるんですけど」
「エッジスネークが度々襲ってくるようになってしまって・・・・・・これも白蛇が怒っておるんじゃ」
「白蛇?」
「昔から南西の洞窟に住み着いていて作物を渡すことで村を襲わないでいてくれるんじゃが、最近は農作物があまりとれず白蛇に渡す量が減ったんじゃ、配下のエッジスネークたちを使って催促してきてて困っておってのぉ、白蛇さえ討伐できればいいんじゃが・・・・・・あれは!?」
3体のエッジスネークが村に入ってきた
「旅の者!はやく家の中へ!」
家の扉を開き中へ促すが
「何をしておる早う!」
ミナトは指示を聞かずエッジスネーク3体に向かって走り出す
「旅の者!?」
剣を抜き
「黒炎縛」
3体を捕らえて
「ふっ」
一瞬で斬りつけ倒す
「おじいさん、俺が白蛇を倒します」
村人からすれば願ってもないこと
「おぉ!?その腕なら白蛇を討伐できるやもしれん・・・・・・白蛇の討伐を頼みたい、支援は十分にしよう」
「えぇ任せてください、このミナト、ピレイン村を襲う白蛇を倒してみせましょうぞ~」
剣を掲げ、パンパカパーンと効果音が聞こえてきそうだ
「そうと決まればっ」
おじいさんは家の中に入っていきすぐに帰ってきた
「これを持っていくといい」
木のカゴにミドルポーションとミドルマジックポーションが10個ずつ入っていた
「ありがとうございます!確か南西の洞窟でしたよね」
「そうじゃ、ミナト殿あとは頼むぞ」
ミナトは村を出て南西へ向かう。南西には大きな崖が見えるためどこかに洞窟の入り口があるのだろう
南西に向かって歩き出すとエッジスネークが2体襲い掛かってきた
「よっと」
慣れたものでスッと攻撃を躱して斬りつけ倒す
「よし、レベル8っと」
ステータスポイントをSTRに3振ってちょうど20にする
その後も合計5体のエッジスネークを倒して洞窟に到着
「ここが洞窟・・・・・・」
縦横3メートルサイズの穴の洞窟があった。
「多分ここにいるのはボスだろうけどエッジスネークの親玉だしどんなアイテムをくれるのか楽しみだな~」
いろんなモンスターと会えてゲーマーとしては嬉しく思う。ボスモンスターを攻略するときが一番ワクワクする・・・・・・と考えていた時がミナトにもあった
「でかくね?」
先には大きな空間があり、中心にはとてもとても大きな白い蛇がとぐろを巻いていた
『ホワイトバイパー』
ホワイトバイパーは起き上がり頭上に白い球を作り出した
「魔法攻撃!?」
魔法攻撃をしてくるモンスターがいてもおかしくないと思っていたがまさかボスが初だとは思ってなかった
白い球は砲弾のようにミナトに飛んできた。初見じゃ避けられなかった
「黒炎斬!」
スキルで迎え撃つが少し威力を弱めるだけでミナトに直撃した
「うっぐ!?」
後ろに吹き飛ばされHPが60減った
「ポンタに装備強化してもらっててよかった」
即座にアイテムでHPとMPを回復する
「次はコッチの番だぞ」
ホワイトバイパーは尻尾を動かしてミナトに狙いを定めている
「黒炎縛、おまけにダークバインド」
動いていた尻尾を2重で拘束し、動きを止める
「黒炎斬、ファイヤショット」
出来る限り遠距離から攻撃してダメージを稼ぎたい。2つのスキルはしっかり命中しダメージを与えた
「動けない隙に」
ミドルマジックポーションを2つ体に雑に振りかけた
ドン!ドン!ドン!
ホワイトバイパーが拘束から抜け出そうともがいている
「長くはもたないか」
ホワイトバイパーが拘束から抜け出し大きな口を開いてミナトに襲い掛かる
「うおっとあっぶな」
横に跳んで躱すがホワイトバイパーの体に囲まれそうになる
「これはマズイ!?」
締め上げられる未来が見えたため頭を追いかける。頭の後ろなら急な方向転換は出来ないため嚙みつき攻撃はされないと思ったからだ
「黒炎斬!」
後頭部にしっかり当てると怯んだ様子、頭部の側面から脱出できるためスラッシュを当て逃げする
「あばよっと~」
ぴゅーんと走って距離を取り、横に走り胴体に向かって剣を突き立てさらに走る
「うおぉぉぉぉ!これでどうだぁ!」
大胆に攻撃を仕掛けるとホワイトバイパーは大ダメージを受け怒り狂う
大きく叫び散らかして白い球を2つ作り出した
「は?」
2つの白球が左右に射出されミナトを襲う
「さすがにこれは・・・・・・いや」
迫る白球、当たれば即死もうダメかと思われたが
シュンっ
2つの白球が霧散した。そこに立っていたのは剣を振り切って黒炎の痣を頬に浮かび上がらせて黒いオーラを纏うミナトだった
「黒炎紋」
スキルを使ってSTRを上げ、タイミングよく回転斬りをすることで白球を斬り裂き霧散させたのであった
「魔法攻撃って斬れるんだ知らなかった~ってのんきなこと言ってられないな、制限時間は残り4分半ってところ」
黒炎紋は5分間合計STRを1.5倍にするため今はSTR53(小数点以下四捨五入)
ミドルマジックポーションを2つ使う
「さあ、こっから本番だ。その体真っ黒に焦がしてやるよ」
内心キマッタと思いつつも油断はできない。ここからは隙を作らずに極力連続で攻撃したい
「黒炎斬」
走りながら威力の上がった遠距離攻撃でダメージを稼ぎつつ次の攻撃を仕掛ける
ブオン!
尻尾を振り回し攻撃をしてくるが
「黒炎縛」
黒炎縛で尻尾を捕えてそのまま横一線で攻撃するSTRが上昇しているおかげか先ほどより長く拘束している
尻尾が動かないことで魔法攻撃に切り替える。白球をすばやく作り出し連続で攻撃してくる
1発目を上から剣を振り下ろし斬りさき、2発目をそのまま下から剣で斬り裂く、3発目は横に跳び躱す
拘束が解けホワイトバイパーはミナトを囲い締め上げようとする
「そのままでいてくれよ、黒炎陣!」
円状の範囲斬撃がホワイトバイパーの体を広範囲に当たり大ダメージを与え怯んだ様子を見せぐったりと倒れこんだ。おそらく締め上げ攻撃に入るときに大ダメージを与えると一定時間ダウンさせられる
「よし」
ミドルマジックポーションを1つ使い畳み掛ける。連続で胴体に攻撃を加えつつ
「黒炎斬」
しっかり命中するがまだ倒せない
「これでどうだ、黒炎陣!」
1番ダメージを出せる状態で渾身の1撃を与えると
「ハハ、やっと勝てた。強すぎるって」
ホワイトバイパーは消滅し始めた。レベルが11になった。
その場に座り込みドロップアイテムの確認だ
『白蛇の皮』『大蛇の牙』を回収してピレイン村にワープした
村に入りおじいさんの元へ行く
「無事、白蛇を討伐してきました」
「ミナト殿無事でなにより」
ドロップアイテムを出し証拠を見せる
「は、白蛇を討伐してくださったとは・・・・・・ありがとう、本当にありがとう」
「いえいえ、困っている人を助けられて良かったです」
「そうだ、ささやかだがお礼をさせてほしい」
家に入りすぐに出てきた
「これを持っていきなされ」
袋にはお金と2つのガラス玉が入っていた
「ありがとうございます。俺はこれから用事があるので行きますね」
「ゆっくりしていってほしいが仕方ない、この村はいつでもおぬしを歓迎しよう」
そう言うとおじいさんは椅子に座った
村を出てから始まりの町へワープしベンチに座って報酬を確認した
・1万シング
・光魔法のオーブ
・スキルポイントのオーブ
「ここで1万シングはデカいぞ、ちょうど金欠だったし。で、こっちは」
光魔法のオーブを触ると『光魔法を取得しますか?』と画面が出てきたため『はい』を押すと光魔法LV1が増えていた
「ってことはこっちは」
『スキルポイントを10取得しますか?』と出てきたため『はい』を押すとポイントが増えていた
「なるほど、人からのお願いつまりクエストをクリアすると新しいスキルやポイントが手に入る事があるってことか。レベルアップで2しかもらえないんだもんな追加でもらえるところがないと使えるスキルを増やせないよね」
長時間プレイしていたため今日のところはひとまず終了、また明日から再開だ
その頃ポンタは・・・・・・
カン!カン!
「もっともっと必要ポン」
採掘のスキルレベルを上げる
「これでもっと採れるポン。ブラックシリーズブラックシリーズブラックシリーズ」
黒曜石が結構な数必要になるらしい、だが序盤のエリアでブラックシリーズを手に入れられれば安全に攻略できること間違いなし
「ハハハハハ!出たポン!もっと!もっとよこすポン!」
ポンタはゲーム廃人と呼ばれる人種らしく本当に徹夜で集めきるらしい
次の日、ミナトはゲームを再開するとポンタがゲーム内にいたため電話をかけてみた
「もしもしポンターおはよ~う」
「ん?もうそんな時間ポンか、おはようポン」
「ぽ、ポンタ元気ないけどどうした」
「ハハ、昨日から徹夜ポン。欲しいやつ集めきったからこれから合流するポン」
ポンタがワープで帰ってきた
「こっちこっち~」
ポンタを呼ぶと
「やっとぉ集めきったポン・・・・・・」
顔が死んだポンタが何かをつぶやいている
「昨日から徹夜ってマジか、相当頑張ったんだな」
「僕はもう寝るポン、その前に新しい装備を作って渡すポン。新しい素材とかあったら見せるポン」
「これなんだけど」
・尻尾の刃
・白蛇の皮
・大蛇の牙
を見せた
「!?皮と牙をあと4つずつ集めて来れるポン?」
「できなくはないけどボスモンスターからのドロップアイテムだったから結構きつい」
「ちょっと待ってるポン」
ポンタはスキルを使い装備を作り上げる
・ブラックイヤリング 性能 VIT+10 MND+1
・ブラックソード 性能 STR+30 SPD+1
・ブラックリング 性能 MP+30 INT+5 MP+10
・ブラックアーマー 性能 VIT+10 MND+1
・ブラックブーツ 性能 VIT+10 MND+1
「これがあればいけるポン?」
「あぁ!いけるさ!ポンさん!これがあれば俺は何でも狩れる!」
「集め終わった頃にまた来るポン。お休みポン」
「おやすみぽん!」
ポンタが消えた。黒炎剣のスキルを5にしてポーション系をたくさん買い込んでピレイン村にワープした
現在のステータス
名前 ミナト LV10
HP190
MP190(+40)
STR 21 (+30)
VIT 1 (+30)
INT 1 (+5)
MND 1 (+3)
SPD 25 (+1)
ステータスポイント0
【スキル】
・剣術LV1
スラッシュ 消費MP30
・炎魔法LV1
ファイヤショット 消費MP30
・闇魔法LV1
ダークバインド 消費MP30
・光魔法LV1
ヒール 説明 対象1体のHPを50回復する 消費MP30
【ユニークスキル】
・黒炎剣LV5
黒炎斬 消費MP45
黒炎陣 消費MP65
黒炎縛 消費MP50
黒炎紋 消費MP100
黒炎歩行 説明 3歩まで素早く移動出来る 消費MP80
スキルポイント8
【装備】
頭 ブラックイヤリング 性能 VIT+10 MND+1
手1 ブラックソード 性能 STR+30 SPD+1
手2 ブラックリング 性能 MP+30 INT+5 MP+10
服 ブラックアーマー 性能 VIT+10 MND+1
足 ブラックブーツ 性能 VIT+10 MND+1
所持金 7360シング
生産系のスキルを使うと経験値がもらえるにゃ
Q経験値って何?Aレベルアップに必要な数値。モンスターを倒したり、生産スキルを使うなどなどでもらえるにゃ
Qダウンって?A気絶状態で隙がいっぱいにゃ