表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

第1話 始まり

頭痛がする、頭を強く打ったようだ。

「#nx`%&`+*○!MO,He:H△y!%ey!」

声がする、誰だ...

「Hey! Hey! You ok?」

これは…英語だ!

「おい!おい!あんた大丈夫か?」(分かりやすいよう意訳)

「う…こ、ここは?」

「ああ、よかった、あんたいきなり空から落ちて来たんだよ、ここが砂漠でよかったな、歩けるか?」

「なんとか…」

砂漠?俺はさっきまで学校にいたはずじゃ…でもこの気候、明らかに日本ではない、一体何が起きているんだ。


男と一緒にしばらく歩いてると集落のような場所に着いた、ゲル…だったか、昔教科書で見たモンゴルの遊牧民の住居のようなものがいくつか建てられている。

男に連れられその中の一つに入り、女中のような感じの女性にお茶をもらった。

「おいしい…」

「はちみつが入ってる、飲むとリラックスできるぞ」

「ああ、本当にありがとう、助かったよ、俺はタカユキ、学生だ。」

「気にするな、俺はナジャム、商人だ、今は北に向かって旅をしてる。」

「ナジャム、ナジャムか、よろしく、えー、ナジャムは商人なのか、何を扱ってるんだ?」

「これだよ」

そう言ってナジャムは何か複雑な幾何学模様が描かれた絨毯を指さした。

「へー、絨毯、いいね、綺麗だ。」

「ああ。だろ?、それに魔法もかけてあるしな」

「魔法、何だ、それ?」

「魔法を知らないのか?まあ、あんた空から落ちてきたし、ありえるな、見せてやるよ。」

そう言うとナジャムは絨毯に近づき、模様に手を当て、なぞるように滑らせる。次の瞬間、模様に花火のような光の筋が走る。

「何だ!?今のは…」

「これが魔法だよ、ほら、こっちに来て触ってみろ」

言われるままに絨毯に手を当てると、

「…冷たい、」

「だろ?、冷気を出す呪文が施してあるんだ。どんな暑い時もこいつがあれば天国さ」

「ああ…」

下に氷でも敷いてあるかのような感触だ、絨毯の厚さは目測1〰1.5センチほど、中に細工があるのかも知れないが、そんな感触はない。それにさっき見た光の筋、今までみたことがない神秘的な光だった。

「ナジャム、聞きたいことがある、ここは地球か?」

「地球?何だそれは?ここはタリブ砂漠だぞ。」

「アメリカって国を知っているか?」

「聞いたことないな」

「この国はなんて名前だ?」

「ここはどっちかっていうと国境沿いだ、イスラハーンとアジューダビアのな。」

「じゃあ、最後の質問だ、魔法は貴重な技術なのか?」

「そんなことない、どこの家庭でも使われてるよ」


確信した、ここは地球じゃない。いままで見たことがない魔法という技術、アメリカと地球を知らない男、さらに断片的な記憶、間違いない、ここは異世界だ。

気ままに書いていく予定です。

ご期待下さい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ