テスト
テストの日となる。
「どうしよう、私全然わかんないよー。」
「ふっ!ぼくは完璧です!」
「は?そんなばかな…」
「カンニングペーパーがあるからー!」
「殴ろ…」
「お、落ち着いてください!冗談ですよ!」
「もー、何紛らわしいこといってんのよ!」
「転がすと選択肢を選べる鉛筆もバッチリです!」
「それは運次第……」
「ははっ!ぼくは神ですよ?運なんてカンストしてるに決まってるじゃないですかー!」
☆☆☆☆
テスト後、
「で、テストどうだった?」
「そりゃまあ、完璧ですよ!」
と、神は息巻いた。
テストが帰って来る日、
「私はギリセーフ。ランは?」
「………ははっ!夢の国へようこそ!」
「現実を見ろ!」
ランは見事に赤点を取ったのだった。
「ぼく神なのにぃ!?神なのにぃ?!?!」
その後補習を受けたそうだ。
「で、追試どうだった?どうせまた…」
「ふっ!」
ドヤ顔で見せてきたのは満点のテスト用紙だった。
「すっご!やれば出来るじゃない!」
「そりゃ、死にものぐるいで勉強しましたからね。(遠い目)」
2人は何とか無事に夏休みを迎える事ができたのだった。
「は?!攻略対象とほぼ関わってないじゃなーーい!?」