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乙女ゲームをぶっ壊す☆  作者: ユキア
7/22

悪役令嬢登場

「ちょっと貴方いいかしら」


 ある日1人で廊下を歩いていると悪役令嬢っぽい人とであいました。


「貴方ね!私のクリス王子様に色目を使ったて言うのは!」


「はい?!ち、違います!」


「しらばっくれても無駄よ!私はほぼ24時間クリス様に付きまとっているのだもの!間違えるはずがありませんわ!!」


「そ、それって、ストーカー……」



「なんですって!許せない!これでもくらいなさい!」


「きゃー!?」


 光に包まれたと思うと体が縮んでいた。


「オーホッホッホ!その姿でしばらく過ごすことね!オーホッホッホ!」


「なんだあれ……」

  にしてもどうしよう!?魔法の解き方知らないよぉ。ずっとこれなの?!



「しゃーー!」


「ひっ!?」


 リサがそうこうしているうちにカマキリが襲いかかってきた。

「いやーーー!?」


 逃げるが、逃げた先に人がいて踏み潰されかける!


「いやっ!」


 踏まれて潰れるかと思ったその時!


「リサさん!」


「へ?」


 優しい手がリサを救った。


「ラン?!」


「よかった!無事で、でもなんでこんな…」


「実は……」


 ☆☆☆☆☆


「あー、それは悪役令嬢リア・リュースですね。」


「どうすれば元に戻るの?!」


「さぁ?」


「さあじゃないわよー!」


 殴るがくらっていない。


「ぷっふー!なんですかそのへなちょこパンチwww全然効きません!ふははっ!」


「ムカつくーー!」


「なんとでもどうぞ!今のぼくは無敵スター状態です!はははっ!」


「うぜぇ。」


「それにしても元に戻る方法を探さないとですね。」


 そう言って胸ポケットへとリサを入れる。


「わっ!」


「しばらくそこにいててくださいねー。」


「え、ええ。」


 こんなに近づいたことはなかった。ランもしっかり男の子の体つきだと感じられる。すこしドキドキしているのを隠そうと挙動不審になっていた。


「図書館に行ってみますね。」


 図書館に到着する。


「うーん、分かりませんね。」


「そうね。あ!これじゃない?」


 リサが指さしたところには小さくなる魔法が書かれていた。


「何何?時間が経てば元にもどる……なるほど。」


「時間ってどれぐらいよ!?」


「2日みたいですね。」


「2日、ね。」


「大丈夫!ぼくがお世話しますよ。」


「結構よ!」


 ☆☆☆☆


 授業後、ランの男子寮へと連れて行かれた。


「私、ここに来て大丈夫かしら?」


「大丈夫ですよ。ほくも居ますし。」


「それが不安なのよ。」


「じゃ、まずお風呂ですね!このコーヒーカップへどうぞ。」


「………」


「ささ、服を脱いで」


「誰があんたの目の前で脱ぐか?!あほ!」


「あほとか言っちゃだめなんですよー。脱がないなら、ぼくが脱がしてあげましょうか?」


 そう言って凄んでくる。

「黙れ!」


 目玉に頭突きした。


「目がーっ?!目がーっ?!」


 しばらくすると痛みが引いたようだった。


「見えないように箱を被せて起きますからどうぞ。」


「……ならいいけど」


「あ、このハンカチタオルにどうぞ。」


 そしてダンボールの箱を被せられる。中は真っ暗だが魔法を、使って明かりを付けた。


「いいお湯ね。」


「ですねー。」


「…………は?」


 隣りを見るとランが縮んで同じコーヒーカップに入っていた。


「あ?何してんだコラ?!」


 頭を抑えて沈めてやった。


「ぶくぶくぶく」

 少し力を弱めると死にそうな顔でケホケホ言っていた。


「何するんですか?!何するはこっちのセリフよ!なんでいるのよ!?」


「一緒に入りたいなぁて、思って。」


「はい、タヒね。」


 タオルを巻いているとはいえこの状況は問題しかない。とりあえず沈めておいた。


 お風呂から上がると沈めたランが出てきた。


「酷いです!死んじゃいますよ!あ、ぼく神だからしないんですけどね!」

「黙れ、変態野郎!」


「酷いなぁ。そんな貧相な体なんて出し惜しまないでくださいよぉ。」


「あらそう?」


 殴った。殴って沈めた。そして、2日後無事に元に戻ったのだった。


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