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乙女ゲームをぶっ壊す☆  作者: ユキア
6/22

攻略対象との接点

 ランと2人で行動することが多くて攻略対象となかなか会えない。そんな時廊下で攻略対象の王子と出会った。まあ、十字路でぶつかっただけなのだが……。


「お怪我はありませんか?」


「は、はい。大丈夫ですわ。」


「ですわってぶはっwww」


 隣りで笑っている神を殴りたい気持ちを抑える。


「私はクリス・ロード、この国の王子です。お詫びと言ってはなんですが、何か今後困った事があればなんなりと言いつけてください。では、」


 と、王子様は颯爽と去って


「ぐっ!?」


 目の前でコケた。


「今のは見なかった事にしてくださーーーい!!」


 恥ずかしそうにそのまま走って去っていった。


「「なんだあれ……」」


「でも良かったじゃないですか!王子と接点が出来て!」


「そ、そうね!かっこいいかと、問われると微妙だけど……」


「ははっ!ぼくと言うとっておきのイケメンが目の前にいますからね!そう思うのも仕方ないですよ!」


 ごんっ。


「殴ったーー!ぼくのイケメンがぁ!!(泣)」


「それにしても攻略対象をどう攻略すれば……」


「攻略したいんですか?いたた……」


「そりゃしたいと言えばしたいわよ?ツテができるわけだし?」


「へーー(棒)」


「興味なさそうね!」


「当たり前ですよー!リア充とかマジでタヒねですーー(棒)」


「妬んでるだけね。」


 ☆☆☆☆


 次の日、図書館でランと勉強している時、本を探していた。すると攻略対象らしき男にであう。上の本をとろうとして脚立にのったその時足を滑らせてしまう。


「きゃっ!?」


 だが、怪我はない。


「大丈夫か?」


「は、はい!」


 なんと男性に抱えられていた。


「ありがとうございます!私はリサと言います。」



「公爵の息子、ルクス・テッドだ。よろしく。」


 そして、優しく下ろしてくれた。


「じゃ、気をつけて。」


「はい!」


 手を振りあっていたら後ろからランがきた。


「ふーん?ああいうのがタイプなんですかぁ?」



「ち、違うわよ!?」


「へー」


 ニタニタと笑うランに苛立ちを感じた。


「ランこそどんな女の子がすきなのよ?どうせ大した事言えないと思うけど?」


 すると本棚で壁ドンされた。


「ぼくは好きですよ?リサさんみたいな人。」


「ラン…」


 ドサドサドサ。


 本が壁ドンで落ちて来て大惨事となった。


「ランのばっきゃろーーー!!」



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