それでも揉みたいです!
「ランの事好きだよ。」
「ぼ、ぼくも、リサさんの事好きです!だから…」
「だから?」
「おっぱい揉ませてください!!」
「ふざけんなーー!!」
「今ぼく達は両想いなんです!つまり!合法でおっぱいを揉めます!!」
「いや、やっぱ嫌いかも(真顔)」
「そんな事言ってー!照れてるんですね?わかります!」
「違う。マジで違う。」
「いいじゃないですかー!おっぱいぐらい揉ませてくださいよーー!」
「どこの世界におっぱい揉ませて欲しいなんて言う神がいるって言うのよ!?」
「ここにいるじゃないですか!!」
「消えろっ!!」
殴ろうとした拳を掴まれる。
「え?」
「リサさん。」
ランは再びリサを抱き寄せた。
「ちょっとまた触る気じゃ…」
「はい、おっぱい以外もちゃんと触りますから!」
「触んなっ!」
「いいじゃないですかー!」
「ちょっ、やっ!」
ランの手はどんどんと際どいところへと迫ってゆく。
「やめっ……あっ」
「リサさん…」
そしてそのままキスされた。
「ランのえっち!!ばかばかばかー!」
だが、ランはリサを放す気にはなってないようだった。
「結ばれないと帰れないので……」
「は?!こんなところでナニするつもりよ!!嫌だってば!!」
「じゃあ部屋に戻りましょうか。」
「いや、だから…」
ランはリサの手をとり、リサの部屋へと戻る。
「ちょっ、やだ!まだそう言うのはちょっと……」
「はぁ、リサさん。大丈夫ですよ。ナニもしません。」
「さっきあんなに触ってきた奴の言葉なんて信じられるかーー!!」
「あれはリサさんの身体に何か異変がないか調べていただけですよ。」
「は?」
「怪我とかしてないか確かめただけです。」
「………ばか。そう言うのは先に言いなさいよ!!」
「はい。じゃあ先にいいますね。」
そう言うとランはリサをベッドへと押し倒す。
「待って!何もしないって…」
「リサさん。好きです。キスしますね!」
そうしてキスされる。今度は舌を入れられた。
「んっ...…」
「んっ…」
「「はぁ」」
2人の甘い吐息がその場に漏れる。
「これで結ばれた事にしましょう!」
「は?」
「なので、ぼくは天界へ帰ります。リサさんはこれから好きに生きてください。」
「何言って…」
「ぼくは神です。リサさんは人間です。ぼくは天界へ帰れば亡者を捌く日々。リサさんとデートもできません。だから、これでさよならです。」
「待ちなさいよ!ふざけないで!こんな所に1人で置いていかれるなんて無理よ!」
「大丈夫、リサさんならきっと1人でも生きていけますよ。」
「いやよ!」
リサはランを引き寄せる。
「ランに傍にいてほしい。」
「……リサさん。」
もみもみ。
「なっ!ばか!」
ばしんっと平手打ちされて手が放れる。その隙にランはリサから距離をとった。
「じゃ、あとは1人で頑張ってください!さよなら。」
そう言うとランは部屋を出て天へと上ってゆく。
「ランのばかーー!!」
ランは雲の中へと消えていった。リサはただただその場で泣きじゃくるのだった。




