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乙女ゲームをぶっ壊す☆  作者: ユキア
14/22

愛の箱

「もう、ランでもいいかなって思ってる。」


「へ?リサ、さん?」


 リサはランに抱きついた。


「?!」


「ラン」


「はい」


 殴った。


「だからどさくさに紛れてどこ触ってるのよ!?」


「ふっ!胸、かな!(キランッ)」


 ランから離れる。すると抱きしめ返される。


「きゃ?!」


「本当に、ぼくでいいんですか?」


「………これ乙女ゲーム的に破綻してない?本来のゲームと違ってる気がするんだけど、」


「つまり、乙女ゲームと言う檻を破壊した!!て、事ですね!」


「冗談だけどね?」


「え?」


「は?」


「ええええええ?!」


「本気で言うわけないじゃない!」


「ぼくのトキメキを返してくださいよぉ!!」


「それより攻略対象を攻略しに行くわ。」


「あー、待ってくださいよ!」



 ☆☆☆☆


「とは言ったものの、どうすれば!」


 中庭にでた時だった。偶然王子とであう。



「あ、君はこの前の!」


「クリス王子。」


「私は気づいたんだ。」


「?」

「君こそが運命の人だって!」


「はい?!」


「是非私にその……」


「その?」


「その男の子を貸してくれないかい?!」


「「?!」」


「運命の相手って……。」


「ぼく?!逃げよ。」


 ランは猛スピードで走って行った。


「待ってくれぇええ!!」


 王子もそれを追う。リサはそんな2人を追う。


「はあはあ、どこに言ったのよっ!?」


 ぐいっと手を引かれた。掃除用具入れにランが隠れていた。2人で入る。


「なんで私まで?!」

「いいじゃないですか!ぼくを探してたんでしょ?!」


「だとしても狭いから!」


「確かに狭いですね。」


 さわさわと触られる。

「殴るぞ?」


「ええ?ここは漫画のように身を差し出してもらわないと。」


「あんた逃げてるのになんでそんな余裕なのよ。」


「ささ、遠慮なく脱いでください!」

「脱がねーよ!」


「しー、静かに。」

「もー」


 しばらくたって、チャイムが鳴ってから教室にこっそりもどった。


 それにしても近くでドキドキした。と、思うリサだった。



読了ありがとうございます。


もし、少しでも面白い、続きが気になると言う方はブックマークや下の☆☆☆☆☆を★★★★★にして評価していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

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