表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/355

75. 3日目

 おはようございます。昨日は色々あったせいかちょっと寝すぎたかもしれない。とりあえず今日は火の日、無料ガチャを引こう。



炬燵



 …うん。ほんと家電は使えない。でもこれなら最悪テーブルとして使えばいいのか? それにしても道具ガチャはこの世界の物のほうが使えそうだよねほんと。


「あ、起きましたか」

「ノノさんおはよう。すぐご飯の支度するね」

「急がなくて大丈夫ですよ。すでに馬車は動いていますから」

「…は?」


 あわてて調理場から外へ出ると馬車がガタゴトと動く音がした。荷馬車の窓から外を眺めると景色が後ろへと流れていった。


「え、なんで?」

「はい、朝食は無しで明るくなってすぐに出発しました。ですので昼食をのんびりと準備すればいいんですよ」


 ノノさんや…それじゃ答えになっていないよ。なんでもう移動してるのかってのが俺は知りたかったんだけど。


「はあ…仕方がないですね。リョータ様は貴重な珍しい料理を用意してくれる人材です。狙われているとわかれば気軽に外に出さないでしょう? ちなみに私はリョータ様の護衛を任されました」

「護衛…ノノさんが?」

「はい、ただのメイドではありませんよ私は。こう見えて各種戦闘技能を持っております。当り前じゃありませんか、ただの非戦闘員を追加で増やすわけがないですよ。というわけでよろしくお願いします」


 ノノさんが仲間になった! じゃない…くそう。迷惑かけっぱなしだな俺。でも俺が狙われる理由ねぇ…わからん。


「とりあえず何か作るよ」

「あ、はいでしたらテーブルがなくとも手軽に食べられるものをお願いします」

「手軽か…」

「はい、多分昼休憩は短いと思いますのですぐに食べられて片付けの早いものを」


 なるほどねダルシア男爵から出来るだけ離れようということか。となると昨日炊いておいたご飯でおにぎりが早いだろう。スープとかはない方がいいかもしれない。


 小川の近くで馬たちに水分休憩を取らせながら俺たちは簡単に食事を済まし、すぐに出発した。今日夜過ごす予定だった町を素通りし、さらにその先の休憩所も通過。薄暗くなるころによる予定ではなかった村に到着。今日はここで夜を過ごすことにしたらしい。この移動時間の間暇を持て余した俺は先に夜ご飯やおやつなど作ったりしていた。


 夜ご飯は簡単に牛丼とインスタントの味噌汁にした。まあ出汁が昆布くらいしかないので少しだけ味が違うがまあ仕方ない。そしてどうやら明日も早朝出発するらしいのでおにぎりを作りラップで包んで渡しておいた。これでおきたら移動や準備もせずに食べられるだろう。


「職業ガチャを引くか…」


 浴室で1人になったところでおもむろにガチャを引くことにした。狙われているとなると少しでも強化しておきたくなったのだ。まだ勇者とやらに会ってもないしね。もし知りあいだったら…どうしようか。



ガチャポイント:20093→19343


ヒーラーlv2:習得スキル…ヒール、キュア lv毎、知+1魔+2ステータス加算

シーフlv1:習得スキル…魔物鑑定 lv毎、速+1運+2ステータス加算

創作師lv3:習得スキル…創造 lv毎、魔+1知+2体+1器+2ステータス加算

賢者lv1:習得スキル…無属性魔法、光魔法、闇魔法 lv毎、知+3魔+3ステータス加算 魔法使いlv50で習得

ヒーラーlv1:習得スキル…ヒール、キュア lv毎、知+1魔+2ステータス加算



 ヒーラーがダブった時点でやめた。そうだ今日は魔法職のピックアップだったわ。でも新しい職業が増えた。創造ね…説明がひどかった。様々なものが作れるとしか書いてない。どうやって?? 材料は? 今度時間がある時に確認しよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ