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62. 出発前夜

「お…終わった~~~~っ」


 ポーション473本作り終えたぞ~!! もう当分ポーション作りはやらないっ なくなったら考えてもいいが、そうじゃなければ簡便して欲しい。



初級体力回復ポーション×307

初級魔力回復ポーション×136

初級状態回復ポーション×30



 こう見るとすごい数だな…瓶が52本余っているが、まあしまっておけばいい。


 読書のほうはあまり進まなかった。1ページずつ鑑定して読み進めて見たが、最初の数ページが目次だったんだよね…途中で気がついたんだけど、鑑定前の状態だとどこまでが目次のページなのか全くわからなかったからしかたがない。大半が目次を眺める時間になってしまった…



ピローン ピローンピローン


「そろそろ夕食の時間になりますが、湯あみはどうしますか?」

「夕食の後でも入れる?」

「入れますが温度は落ちていますよ?」

「じゃあ後で入るよ」

「わかりました」


 食堂で夕食を食べた。その時にお世話になったのでジルベスターさんの奥さんにシュークリームとバームクーヘンのカードを渡しておいた。とても喜んでくれてよかったんだけど、レアナさんが俺のほうをじっと見ていたのがとても気になる。もしかしてレアナさんも欲しかったのかもしれない。まあ旅の道中に何か出してあげようと思う。


 湯あみをすませ部屋に戻るとすでにネコルーがベッドで眠っていた。俺もその横で転がり部屋の明かりを消した。明日から王都につくまで5日間移動を…あ、うわー…もう明日だっていうのに交通手段確認していなかった! 電車とかあるんだろうか? 車のような乗り物があったりする?? まさか徒歩はないと思うが…失敗したな。今からじゃもうノノさんもいないし勝手に出歩いたら怒られるよな…ぬ~ まあいいか。起きて出発するときにはわかるだろうし、今更あわててもどうしようもないや。


 …はっ 移動手段もだけどネコルーはどうすればいいんだ? おいていくわけにもいかないし連れてくつもりだったんだけど、そのことについてもちゃんと話してなかった! え…やばくない? それに報酬についてもちゃんと確認取っていなかったよねっ 


 だけど王都へ行くのは楽しみかもしれない。今いる町よりも広いところなんだよね。それにダンジョンがあるらしいし、あと勇者だっけ? 俺を巻き込みつつこの世界に召喚された。でも巻き込むってどうなると起きる現象なんだろうか? あの時スマホの画面しか見てなかったから実は状況がよくわかっていなかったんだ。召喚されたときあの教室に残っていた人…なのか? だとすると…いやでも、まさかね?

 そんなことを考えていると、ふかふかのベッドと温かくフワフワのネコルーのせいもあってだんだん瞼が重くなって気がついたら意識を手放していた。

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