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59. ポーション作り

 なにはともあれポーション瓶もこすための布も用意したし、早速調理場でポーションを作ってみようとおもう。ノノさんがすごく中に入りたそうにしてたけど、俺がここにいる間ネコルーの相手をお願いしたらとてもいい笑顔で引き受けてくれた。


「癒されますね~」


 魔物だけどね?


 もう一度ポーションの作り方を確認。材料を全部混ぜて煮てスキルを使用してこして詰める…材料? あれ?? えーと…1度スキルを見てみるか。



調薬:様々な薬が作れる。1lv…初級ランク 2lv…中級ランク 3lv…上級ランク



 うん…俺の調薬レベルは1だから作れるのは初級ポーション。それはわかる。で材料は? 


「ノノさーん」

「なんですか? 今最高にすてきなもふもふを堪能中なんですが…」

「ソウナンダ…えっとポーションの材料って知らない?」

「ポーションですか…たしか薬草と水を一緒に煮てスキルを使用すれば出来るはずですよ。薬草はそれぞれの薬草自身を調べてくださいね」

「なるほど。じゃあ複数の薬草を混ぜるってことはないんだね?」

「ん~…難しい調薬になるとあるかもしれませんが私はそこまで詳しくないので、すみません」


 つまりとりあえず水と薬草を煮ればいいと。きっとスキルの仕様が一番重要なんだろう。調理場に戻り早速一番多いフワフワ草を使用して作ってみよう。んー…根はいるのかな? わからないからあるものとない物を試してみようか。片手鍋を2つ取り出し洗ったフワフワ草を一株入れ、片方は根を取り除き大体どっちも鍋の半分くらいまで水を入れて煮てみよう。


 沸騰して少しすると鍋の中に色がつき始めた。薄っすらと青いな…少し待ってみたけど色は変化なし。それならスキルの仕様だね。


「調合」


 をっ 鍋から光が出た!! 光が収まると鍋の中には黒い液体が…あれ? さっきまで青かったのになんで?? 鑑定してみるとどうやら失敗したらしい。材料はたったの2つだったんだから水が多かったのかな…それとも少なかった?? とりあえず同じ条件で根があるのとないので水の量を変えて何度かやってみよう。


「で…出来た!」



初級体力回復ポーション×2



 あれから2回目で完成した。液体の色は水色で思ったより早くて出来て拍子抜けって感じだな。根はあってもなくてもどちらでも同じ結果になったことから重要なのは水の量のようだ。2回目にぎりぎりいっぱい水を入れて失敗して、次は鍋の1/4ほど入れたら完成した。4本分無駄にしてしまったが手探りなのであきらめよう。このまま残り2種類の薬草のほうも試して何が出来るか確認をしなくては。


 結論。他の2つも水の量は同じでワサワサ草は初級魔力回復ポーションで桃色、クルクル草は初級状態回復ポーションで緑色の物が出来た。ちゃんと市販のものと同じ色が出来てほっとしている。


 よーしこのまま瓶が許す限り作ってしまおう!



初級体力回復ポーション×50

初級魔力回復ポーション×40

初級状態回復ポーション×15



 こんな割合で作ってみた。まあがぶ飲みすることはないと思うけど、重量とか困らないなら持っておいて損はないんじゃないかな。欲を言えば初級じゃないポーションが作れるようになりたいところだね。

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