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50. 初商売

 うーん迷うな~


「ねえマジックバックは買うけど、他に旅に使えそうな物はここに売ってる?」

「ああ、あるよ。ちょっと待ってな」


 店員さんは奥へと引っ込んでいった。どうやらマジックバックと同じで魔力を登録するタイプのものなのかも。


「まずはこれだな」


 なんだろう…俺の身長の半分くらいある筒状の物が出てきたんだけど。


「テントだな」

「テント…」


 いやいや…っ ただの丸めた布にしか見えないよ!?


「ああ、もちろん魔道具だぞ? これを広げて木の幹とかに巻き付けるんだ。すると魔物とかに破壊されにくいテントの入り口ができる。あと重量も軽いし普通のテントよりかさばらない。ちなみに中に入った広さは一人用だな」


 うわー結構いい物なんじゃないか?


「ちなみにいくら?」

「金貨2枚だ」

「……」


 テントに金貨2枚って贅沢だなおい。


「後は同じタイプでこっちは寝室タイプでダブルベッドが設置済み。それとこっちは浴室タイプで、こっちが調理場タイプだ。もちろん浴室は風呂つき、調理場はコンロシンク付きでちゃんと水がでるぞ」

「いくらなんだよ…」

「寝室が金貨3枚、浴室と調理場が金貨5枚だ」


 だから高ぇーよ…でも3つとも買えば旅とか快適じゃねぇ?


「…ちなみにぶつぶつ交換とかはやってないですか?」

「交換はやってないけど魔道具なら買い取るが?」

「ぐぬぬ…マジックバックの中で」

「まいど!」


 金貨1枚と銀貨5枚を払ってウエストポーチタイプのやつを買った。一番シンプルなデザインにしたから追加料金はなしだ。


 魔道具店を後にして俺は商人ギルドの場所もルーから聞いていたので向かうことにした。商人ギルドの場所は中央広場から西側へ向かった方だ。この世界的に言うと4の時のほうになるね。

 さっさと登録をすませすぐに中央広場に戻って来た。実はそのまま露店許可をもらってきたんだ。銅貨3枚で今から暗くなる前までの許可だった。午前中全部だと銅貨5枚ほどするらしい。で、そのときに木箱も2つ貸してくれたんだけど、これは商品を置く台に使うものだそうだ。自分で用意できる人は借りなくていい。まあ俺は店らしく出来るものが何もないからこの箱の上に並べるだけなんだけどね。


 さて…何を並べようか。とりあえずコップは1つ置くだろう? あとは…そうだな俺にはいらないものを売ってしまおう。消臭芳香剤とか…あ、鉄の全身鎧とかいらないんじゃね? あーでも値段わからんわ。む…砂糖とかどうだ? 2袋あるし1袋売ってしまってもいいんじゃないだろうか。1Kだから…100gづつ袋に詰めて売れば…まあ正確に測れないけど大体10袋ってことで、封筒に詰めちゃうか。封筒10袋…っと。1つだけお皿にだしてラップかけておくか。じゃあ9袋は買うって人がいたら出すことにしてマジックバックにしまっておこう。この間みたいに変な貴族に取られたらいやだしね。

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