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49. 魔道具店

「ぐぬ~ 思ったより荷物あるね。お金も足りるかわからないけど持ち運びが大変だな」


 まあほとんどインベントリにしまうからいいんだけどね。ただ、枠がぎりぎりになってしまいそうだ。


「あれ? マジックバック持ち歩いていないんですか?? いつも手ぶらだからてっきり持っているものだと思ってました」


 あーそういえばルーも店出すのにマジックバックから荷物取り出してたっけ。インベントリを使ってたからすっかりその存在を忘れてたわ。


「それって高かったりする?」

「しまえる容量で値段が違うんですよ~ 私が使っているのは一番小さいサイズで銀貨8枚、容量は大体100リーガくらいね」

「へ~ 小さいのなら買ってみてもいいかも」


 まあ100リーガ? がどんな量なのか知らんが。


「うん、5日分の荷物くらいなら余裕だと思う」

「その辺も見てみたいし店教えて?」


 ルーに色々な店を教えてもらったから順番に周ろう。そうだな…まずはマジックバックを買っておきたいから魔道具店に行こうか。まあ行くと言っても広場の北側にあるからすぐ近くなんだが。


 魔道具店を見つけ店内に入ると色んなものが置かれていた。ぱっと見どのあたりが魔道具なのかわからないあたり困ったものだが。


 例えば箒…魔道具というくらいだからただの箒じゃない。店員に訊ねると床に落ちている物を集めてくれる箒らしい。え? それくらい自力でいいんじゃ…


 こっちは勝手に乾くお皿。濡れても勝手に乾くので拭く手間が省けるものらしい…いや、乗せた料理も乾燥するよね!?


 まあいいや…目的のものを見よう。


「すみませんマジックバックが欲しいんですが、どこにあります?」

「ん? ああ、それはこっちだ。マジックバックだけは他と違ってね魔力を個人登録して使うもんだから、勝手に登録されないようにしまってあるんだ」


 ふ~ん…じゃあ他のは登録しないで使えるものってことなんだね。


「で、どのデザインどのサイズが欲しいんだ? …おっと触るなよ?」


 えーと? デザインは巾着タイプに肩掛けタイプ…ウエストポーチかなこれは。で、布の材質も様々…と。サイズは大中小で、金貨3枚、金貨1枚と銀貨5枚、銀貨8枚が基本で布の材質で少し違う…と。容量も500リーガ、250リーガ、100リーガ…か。大きい方が値段も容量もお得だが一度に払うには値が張るわけだな。


「ちなみにだな一番小さいサイズでお客さんが2人入るくらいだ」


 ざっくりだがこれで容量がわかりやすくなったな。小が俺2人中が俺5人大が10人ってことか。


「一応これよりもっと入るサイズもあるが…これはダンジョン産になるから高いぞ」

「ほへ~」


 量じゃなくてダンジョンがあることに驚いたわ。そんな話この町に1週間もいて聞いたことない。後でヨルさんにでも聞いてみよう。

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