表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/355

38. 痕跡発見

「リョータ、さっき被ったゴブリンの血はどうした?」

「え、壁の汚れと同じですけど…」

「じゃあ今のゴブリンとバンドリも?」

「あーまあ同じですね~」


 あーもしかしてヨルさんは何かに気がついたのかな。俺のスキル。もしかしたら俺の使い方がおかしいだけでインベントリくらいなら知っているのかもしれないね。


「ん、まあいいか、時間は…2と3の時真ん中前か。よし、もう少しここらを調べたら帰還しようか」

「んじゃ前いくよ」

「あ、リョータ余分なことしないように」

「へーい…」


 くそう…草取り封じられた! 痕跡調べてたなんて知らなかったんだからしかたないだろう? でも草取りが出来ないとなると次のポイント稼ぎは帰り道か…残念。


 歩き出して少しすると再びゴブリンが現れた。今回はアルバトロスの報告はなし。なんでなのかなーと思ってたら。見えた瞬間に即座にセブンシ―が仕留めたんだ。1,2匹くらいだとさっさと倒したほうがいいらしい。数がいると危険度が上がるので協力しあって倒したほうがいいとかなんとか。それに戦闘経験も詰めるから、だそうだ。もちろんゴブリンはポイントとしてもらった。



ガチャポイント:9027→9107



「そろそろ2と3の時中央通過しますが」

「じゃあ今日はそろそろ帰還か…」

「まって! 白い羽とこっちの枝に白い毛がついてる」

「ほんとだじゃあこの近辺を通ったってことだね。でも時間だから進まず帰還するよ。このまま2の方向に向かって森林の外へ出よう」


 そういえば方向も1~4の数字で言ってるよな…そっちが2の方向?? 時刻みと別に方角を示すための道具があるのか。


 森林を抜けるとまだ明るい時間で薄暗いところから外へ出たので少しだけ眩しい。正面には少し右のほうの先に町が見えた。森林に入って北…1の方向に進んでいたのならこれで合っているな。


「ん? それは何…」


 町の方向を確認してたらセブンシ―とアルバトロスが地面に旗を突き立てていた。赤い布に何やら模様が描かれている?


「目印だね。明日ここから探索再開するのにわかりやすいだろう?」

「あーなるほどね」


 じゃあこの模様はさしずめムコン家の家紋か何かなんだろう。流石にムコン家の家紋入りのものなら誰も勝手に引っこ抜くこともないだろうしね。


「終わったよ」

「うん、じゃあ帰ろうか。隊列は同じでこのまままずは街道に進み、そのまま町まで直進を」

「ほーい」

「はい」


 うん、この2人の返事は毎回性格が出てるな。聞いているのかいないのかよくわからない返事を返すセブンシ―と真面目に返すアルバトロス…まあおかしな行動はしていないしきっとセブンシ―も話はちゃんと聞いているんだろう。というかそうでないと護衛として使わないか。


 それにしても結構そこらに草が生えてるよな~ 誰も外の草なんて刈らないのか? もしかしたら仕事であるのかもしれないな。今度探してみよう。



ガチャポイント:9107→9998


フワフワ草×31

ワサワサ草×12

クルクル草×1



 あまり脇道に入れなかったから少し少ないけどやっぱ草はうまい。あくまでもポイントとしてだけどな。まあ食べたことないから雑草がうまいかどうかなんて知らないけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ