表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/355

37. 森林で魔物を狩る

 ゴブリンは仲間を殺されて怒っているみたいだ。視線を左右にさまよわせた後こちらを睨んでいる。しかもなぜか俺を。その2匹倒したの俺じゃねぇんですけど…? ちらりと2人を見るとすでに武器は納めていた。つまり今手に武器を持っているのは俺だけ=犯人認定ってこと? いやいやいや単純すぎるだろう頭。アルバトロスは最初から武器は構えずバンドリ? を警戒しているだけだもんな。


「グギャァァァァァッ」

「うひぃ!」


 顔こわっ! しわがくしゃくしゃによってすごいことになっている。余程お怒りのようです…っ


「まだ?」

「い、今やるよ!」

「はあーっ」


 くそう…セブンシ―がすごい目で見てくる! 顔だけはかわいいのに台無しじゃないかっ 

 ナイフを握りなおし俺はゴブリンに切りかかった。余分なことはしないですぐ倒せる場所は2人も狙った首! 右から左へ振り抜くとナイフはあっさりと振り抜けた。わずかに肉を切る感触がした。


「うわっ」


 俺の振り抜いたナイフは力が足りなかったのか浅かったのか首を切り落とすことはなく、ゴブリンの首を深く傷つけただけだった。そこから血が噴き出し俺はまともに被った…人の血よりももっと赤黒い液体だった。


「へたくそっ 切り込んだらすぐ避けるべき」


 言われて気がついた。そうだよね…切ったら血が出るもんね…くそう。でもゴブリンは仕留めれたみたいでもう動かない。


「まだ油断しないでください。「プロテクト」」


 カキーンと俺のすぐそばで音がした。何かか空から飛んできて俺の近くで何かにぶつかったようで…なんだこれ?  俺の周りに何やら透明なドーム状のものがある。


「バンドリはアルバ仕留めろ」

「はい」


 ああそうだった。まだ魔物がいたんだわ…アルバトロスの動きを眺めながらとりあえず俺はこの被った血を回収回収と…ふぅ綺麗になった。で…バンドリ? はどこにいるんだろう。お、ヨルさんのほうも何かがあたってはじかれた。結構上のほうから飛んできたんじゃないかな今の。


「ちょこまかと…「ウインド」 「ライト」」


 おおお? さっきもというかこの壁と今のやつ。もしかしなくても魔法か? 風がぶわーって吹いた後上のほうできらりと光った!


「フギュッ」


 お…? なんか落ちてきた。これがバンドリってやつか…ムササビ? いやモモンガ? どっちだ?? まあこれが飛びながら何か攻撃してきてたわけね。うん、俺には相手にするの無理じゃね? 本当に一般人レベルで大丈夫なのか不安になってきたな…


 アルバトロスがバンドリに近づいて腰の剣でとどめを刺した。どうやら墜落させただけだったみたいさっきの。


「ゴブリンは集めてバンドリは素材はぎ取りを」

「ゴブリン集めてどうするんです?」

「そうかリョータは魔物の処理は流石に知らないか」


 魔物の処理どころかいろんなことがわかりませんけれども?


「ゴブリンは依頼報告をするなら左耳を切り落としてあとは処分だ。バンドリは皮をはいで魔石確認をしてから処分だな」

「処分…?」

「ああ地面に埋めるかまとめて燃やすのがいいぞ。放置はだめだアンデット化するかもしれんからな」

「ほー…あっ つまり処分する奴はいらないってことだよね? だったら俺もらっていいですか?」

「ん? 肉は食えんし使い道がないと思うんだが…まあいいぞ」


 ポイントにするんです。なんて言えない。おっと空きが2つしかないから直接ポイント交換してしまおう。


「あ、返せって言われても返せなくなるけどいいです?」

「いらないからもちろん問題ないが?」

「んじゃいただいちゃいますね」


 魔物の死体に触れると俺はポイント変換を使った。ゴブリンがポイント40で3体。バンドリも40だな。皮剥いでなければまたちがったのかも? わからんけど。



ガチャポイント:8867→9027



 ポイント変換を直接使うと護衛の2人は驚き、ヨルさんは顎に手を当てて何か考えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ