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198. 上がっていたレベル

「ああそうそう、わしはこのギルドのギルドマスターね」


 どうやら急いでいたので名乗るのを後回しにしていたみたいだ。


「俺はリョータで、こっちは」

「シズク」

「では話を聞かせてもらおうか? なぜそこでオークを倒すことになったのか」


 俺とシズクは順を追って話をした。ここギルドで仕事を受け東門から外へ出たこと、オークが全然いないので南側にある森へと足を運んだこと、そして奥の方にたくさんの魔物の反応を見つけ様子を見に行ったことを。


「最初は様子を見て帰るつもりだったんですけど…ちょっとまだ試していないスキルを使ってみたくて使ったら、同士討ちが始まったんですよ」

「なるほどなるほど?」

「それで数が減ったので倒せるかなーと」


 目を閉じ俺の話を聞きながらギルドマスターは何やら考え込んでいる。


「それで倒せてしまったと…ふむ。ちょっとギルドカードを出してくれるかね」


 俺とシズクはギルドカードを取り出しギルドマスターに渡した。ギルドマスターは懐に手を突っ込むと何やら四角い金属で出来たものを取り出し、シズク、俺のギルドカードの順番にその機会に差し込んだ。


「シズクさんの依頼履歴は…討伐が多いようだね。まあこの内容だけ見ると中級冒険者ってところか?」


 へぇ…依頼履歴を読み取る機械なのか。気になっていたんだよな~ 冒険者にランクとかがないからどうやって強さを確認しているのか。なるほどね~ 依頼をこなした内容である程度わかるってことなんだね。ん? ってことは俺の依頼の記録って…


「で、こちらがリョータさんの…ん? やけに草取りが多いね、あとは護衛依頼…討伐は無し?? おや、だけど地竜防衛に参加…」

「地竜ですか? 一応後方支援でお手伝いさせてもらいましたよ」

「後方支援…もしかしてその地竜を仕留めたのはリョータさん?」

「仕留めたというか…海に運んで沈めました?」


 一応そう言うことになっているからな。実際は倒してないし、地竜は獣魔になったし。


「獣魔登録に地竜がいる」


 おっとそんなこともわかるのか。


「最近捕まえた幼竜ですよ?」

「幼竜、ね。それにこのステータスで地竜を海に沈めた?」

「あーまあ、スキルを使ってですよ」

「へぇ…」


 横からチラリと現在のステータスを確認する。ちゃんと隠蔽されたステータスが表示されて…ああっ レベルが上がっている! しかも3つも!! 普通にステータスがやばいことになっているじゃないかっ



data ───────────


   名前:高岡良太 性別:男 歳:16

 身体能力:lv11

   職業:拳士lv14 ヒーラーlv7 行商人lv4 テイマーlv4 農民lv9 薬師lv5 調理師lv5 


   体力:5120

   魔力:5120



    力:256

   速さ:256

   知力:2560

   器用:256

    運:256


  防御力:256

魔法防御力:63


SP:30


  スキル:ラッシュlv1 鑑定 話術 契約 成長促進 土壌改革 調薬lv1 料理 裁縫 メイド 視力増加 送風 ウォッシュ 流星 ネコだまし ロック ポーカーフェイス 子守 火属性耐性 気合 吸引 聞き耳


   魔法:ヒール キュアlv1 契約召喚 索敵 浮遊 結界


   ───────────



 うわーまた隠蔽しなおさないとまずいステータスになっている。


「レベルのわりに高いステータス…これなら確かにオークの上異種を倒せるのもわかる、が。地竜を海に沈める?? スキルで? 収納魔法がないみたいだし…ステータスの表示を変えられているのか??」


 うわー このおっさん鋭い! 一人でぶつぶつ言ってるだけでとりあえず俺に聞いてきているわけじゃないみたいなのが救いだけど、聞かれたらどうしたら…


「ふぅ…まあいいでしょう。このステータスなら倒せても当然なのかもしれません。ただ…討伐依頼がないのがきになりますね」


 あれ…そこ?


「一体どうやってここまで強くなったのやら」


 呆れた顔でこっちみんな! 俺はこれからのステータスの隠蔽をどうするかかんがえてるとこなんだよっ 0を一つ削るだけじゃ足りなくなってしまったし、だからと言って二つ削るとシズクに教えたステータスより数値が低くなるんだ。しばらく見せないようにしてもう一つレベルを上げてから二桁削るのが理想かな?

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