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156.打ち上げの準備

 まずは箱庭を使用し2人を連れてくる。エルフの姫だろうが2人は今回のお礼としてちゃんと料理を手伝ってもらうつもりだ。それとこっちの家にある冷蔵庫を複製してヨルさんの所へ持って行こう。使うかどうかは聞いてからになるが。


「お腹空いた…」


 リビングに行くとジエルが転がっていた。そういえばもう昼過ぎていたな。


「おーいジエル今から外出てご飯食べるぞー」

「ご飯っ」

「だからルーも呼んできてくれよ」

「わかった」


 ご飯という言葉が効いたのかジエルが素早く起き上がり階段を駆け上がっていった。ほとんどまたずルーを引っ張って戻ってくる。


「もう外へ出て大丈夫なんですか?」

「ああ、島についてヨルさんが家を用意したから、そこで今から料理作って無事についたことの打ち上げをやるんだよ」

「なるほど…では料理作りは私もお手伝いしますね」

「もちろんそのつもりだよ。1人じゃ作り切れないし、ジエルも手伝うんだよ?」

「…私は食べる専門で」

「「却下」」


 うなだれるジエルを連れて3人で外へと出た。


 念のため外からの侵入を防ぐために外と繋がっている窓と扉を全部ロックをかけて周る。ちゃんとわすれずにミリエルを回収してからね? そうじゃないと一人食事にありつけなくてかわいそうだ。


 いきなり調理に入ってもいいのだがまずは軽く紅茶とクッキーを配っておいてから始めるか。


「ジエルはお湯を沸かしてね。魔力多いんだから魔道コンロ任せたわよ?」


 どうやらジエルは魔力が多いらしい。というかこの台所に魔道具のコンロが置かれていた。あと食器類もいくつか。これなら紅茶も木のコップ使わなくていいよね。お茶の準備を2人に任せておいてクッキーを複製っと。そして今日買ってきた魚たちを並べ何を作ろうか思案する。塩焼き、ホイル焼き、フライに竜田揚げ…煮魚、ムニエル、照り焼きとかでもいいかな。パイ包みとかも一瞬思ったが、今からパイを焼くとか厳しい。使いそうな調味料を片っ端から取り出してまずは魚をさばくところからか…


「お…なかなかいいんじゃ」


 スキルの効果は魚が思ったよりきれいにさばけている。やり方は知っていたんだけど、実戦経験が少なくきれいにできたためしがなかったんだよね~ ありがたい。

 お茶を配り終えたルーが戻って来たので調理方法を指示出しながら始めてもらい、その間俺は今度は肉と野菜を取り出す。コンロの魔力管理はジエルがやっているみたいだ。だけどそんなすぐなくなることもないだろうし、ずっと張り付いていなくていいと思うんだが…


 さて、肉は何を作ろう。とりあえず唐揚げは作るとしてあとは…あーこの間ジエルと作ったハンバーグがあるからこれはそのままだして…芋を肉でまいたやつと、あーそうだ芋を揚げよう。これも外せないね。あとはレトルトカレーでいいか。


「リョータさん次はどうしますか?」


 おっとルーが味付け待機していた。調味料を次々と放り込み仕上げてもらい皿に盛りつける。そのまままずはインベントリへ。どんどん調理してもらう。あとはカードのサラダを出せばいいよね。ご飯とロールパンもあるし、この辺はいる人にだけ出してあげればいいし。それと飲み物は…あ。


「ヨルさん飲み物ってお酒ですか?」

「何だ買ってこなかったのか」

「いやあるのだそうかと思って」

「じゃあ酒とジュースと両方用意してくれ」

「わかりました。それじゃあこの食品を冷やすための道具を設置しておいていいですか?」

「魔道具か? いいぞ」


 魔道具じゃないんだけどね…まあいいって言ったしおいてしまおう。冷蔵庫用に設置されたコンセントがあるところに取り出し飲み物を冷やしておく。焼酎3本、使いかけの赤ワイン3本まあしまっておけるお酒はこれくらいしかない。後はオレンジジュース2本とコーラ1本。牛乳は…いらないよな?


 さて、圧倒的に野菜が少ないがまあいいだろう。料理の仕上げにと入ろう。

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