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130. だらだらと

 予定通りエビフライを食べることが出来て満足した俺は気持ちよく朝起きることが出来た。



電子レンジ



 無料ガチャの結果のせいで台無しだが! 今日は火の日、いつも思うのだがこの火の日ってどういうことなんだろうな? まあもともと曜日ってなんであんな風に言うのか知らんからにたようなもんだけども。


 予定通り今日はジルベスターさんのところに顔をだしてしばらく依頼で出かけることを伝えてくるつもりだ。まあその前にネコルーと朝ごはんにしようか。


「箱庭」


 宿の部屋でスキルを使用して箱庭の中へと移動。すぐに地図を取り出しネコルーがどこにいるのか確認すると、どうやら湖の所にいるらしい。そうだよね、安全な水場はやっぱり確保したいもの。動物とかは俺たち人よりもそういったことには敏感だ。だけどなぜか俺はこのスキルを使うたびにこのマップ上の中央に出てしまうから仕方がない、ネコルーもここに呼び出すしかないんだよね~ また頑張って戻ってね。


 呼び出したネコルーにネギトロ丼をあげる。もちろん複製して俺も同じものを食べ、さらに複製したものをインベントリへ。こうやって食べているとどんぶりも増えていくね…不思議パワーで消えてくれてもいいのに。試しにポイントにしても1だったから、あまり交換したいとは思わない。


 まあともあれ今日はジルベスターさんのところへ。


「ようリョータ」

「あれジルベスターさんは?」


 通された部屋にはヨルさんがいた。なんでもジルベスターさんは仕事で今いないんだとか。領主だもんね、前日に行くと言って確実にいるわけがないか。


「あ、そうだこれがこの間言っていた地図な」

「ありがとう!」


 ヨルさんから地図を受け取り早速眺めてみるとアルファベットのUの字をさかさまにしたような大陸が一つとその南の中央に少し大き目の島が一つ書かれていた。後は各町や村の名前がずらりと…


「もっと細かい島があるんだが、人が住んでるかわからないから省いたぞ」

「うん、十分だよ。大体の町の位置がわかるのは助かる。あーそうだそれで俺仕事の護衛依頼? でブンナーってとこにいくからしばらくこの町にいないことをジルベスターさんに言っておいてよ。…ここかブンナーは」


 早速ヨルさんに貰った地図を見ながらブンナーの場所を確認したUの字をさかさまにして右下の方だね。フィレーネは右下の中央より…ん、ブンナーは東側の海に近いみたいだ。


「ブンナーか…気を付けろよ? 治安があまりよくないって話だからな。なんなら護衛つけるか?」

「いや…護衛依頼する側が護衛付けるってどうなんだよ」

「それもそうか…いやでもっ」


 最後までヨルさんは護衛を付けるか付けないかで悩んでいたみたいだが、結局無しにしてもらって宿へと帰った。


 今からやるのは昨日と同じく荷物整理だ。といってもわかりやすいように入れ替えたり、調味料関係を複製しておくことだ。この収納ケースの中は全部調味料にしようかね。


 昼になったのでネコルーを呼び出し一緒にご飯を食べる。あいかわらずネコルーは湖の近くにいた。まあ食後の運動ということでまた自力で戻ってくれ。今日食べたのはオムライス。口を付ける場所によって味がわかることにネコルーが首を傾げていた。


 午後からは調理場を設置し今日はパン作りをしよう。バターもガチャから出たのでちゃんとしたロールパンが作れる。今後はこれを複製すればいいので硬いパンとは完全におさらばだな。


 で、パンを焼きながら読書をしていて気がついてしまった…今までたまに読んでいた貴族令嬢の日記みたいなやつ。あれ、ヨルさんの妹のレアナさんの日記だったんだ。ちょっと気になって最後の方のページを先読みして発覚。声が出ない理由…婚約者に他の男としゃべるなと言われていたみたいだ。それを律儀に守るレアナさんはよほど婚約者のことを思っているのだろう。途中を読んでいないのでわからないが。どおりで魔法で治らないわけだよね…もう一回ヨルさんのとこに向かうわけにもいかないし、仕事から戻ったらそっと伝えよう。


 夕食は豚骨ラーメン。ネコルーは猫舌らしく、すぐに食べられなかった。数日一緒にご飯を食べたりしたが初めて知った。まあネコと基本おなじなのかもしれないね。


 残りの手持ち魔力を少し箱庭に使用。昨日作った湖に食用可能な魚をセットした。釣って食べてしまっても次の日には同じだけ補充される便利仕様だ。残りの魔力をほとんど消費してつらいのでもう今日は寝よう。

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