八話
俺の明日更新するは30%位信じててください。
「ほら、ついたぞ。」
「ありがとうございます。」
何とか、ついたぞ。でもさぁ、
なんでこの子こんなくっついてくんの!
自覚ない子って恐ろしいわー。同世代の女の子の中では、平均的な双丘を少し俺の腕に押し当てながら、階段を登ってきた澄玲は、時折響く雷鳴にビックっとしながら、怯えている。
「いっくんいっくん、また鳴りましたよ。」
「わかってるよ。ほら、さっさと寝ろ。」
「手ぇ、繋いでてください。私が寝るまで。」
「わかった。わかった。」
雷なってる時の澄玲はなんか幼い感じで可愛いのだが、若干面倒でもある。
まあそこも可愛いから、問題ない。
まぁ、寝るまで、手を、繋ぐ、くらい、問題、なi
「うー。うん?」
身体中が痛い。てか俺なんでここで、あっはい、心当たりがございますね。昨日ちゃんとフラグ立ってましたもんね。
ところで澄玲はどこだ?
とりあえず下に降りるか。
「あ痛たた。」
「おはよう。」
澄玲は朝食を作っているようで、キッチンにいた。
「おはようございます。すいません。昨日は1日通してご迷惑かけて。」
「ああ、大丈夫。」
さて、飲み物でも用意しとくか。
「澄玲は紅茶でいいのか?」
「あっすいません、お願いしてもいいですか?」
「遠慮すんなよ。俺も普段から、やってもらってるからな。」
「いや、いっくんの無駄にクオリティ高いじゃないですか。」
まぁ自分で言うのもなんだが、しょぼい喫茶店なら、看板メニューになるくらいの、コーヒーや紅茶を淹れる事が出来るのだ。
「まあ、暇潰しにやってたら、いつの間にかな。」
「いつの間にかってレベルじゃないと思うんですけどね......。」
なんか、呆れられてるが、コーヒーと紅茶を淹れて待っている事にした。
オムレツが出てきた。
そうとしか言いようのないシンプルなオムレツだが、輝いているのは、澄玲の腕が良いからだろう。
「いただきます。」
「どうぞ召し上がれ。」
美味い。美味い。美味い。
語彙力が崩壊してしまうレベルで、美味いのだ。
一体甲斐家はどんな英才教育を施していることやら。
「いつもありがとう、これもすごい美味い。」
「そう言ってくださると、作り手冥利に尽きます。」
なんのかんの言っても、甲斐家の人間は優秀なのだ。その中でも特に澄玲は優秀なので、俺がこうして、いられるのは、澄玲の幼馴染という役得だろう。
さて、今日はどうやって、あいつらに勉強させるか。
「じゃ、そろそろ準備するか。」
澄玲が俺の怪我の具合が心配なので、動かないでいいように、澄玲の家で勉強会をする旨をグループチャットで伝えていたので、家に戻る必要は無い。
「はい、そうですね。」
「えーと、プリントどこに置いたかなー。」
「これですか?」
「あーうんうんそれそれ。サンキュー。」
さて、あとは奴らが来るのを待つだけだ。
「「「「お邪魔します。」」」」
「はよ来い。だべってる時間はねーぞ。」
「うーい。」
そして、無事勉強会も終わり、お開きとなった。
「じゃあ、そのプリントちゃんとやっとけよ。」
「へいへい、了解です。」
「今日もデートですか?澄玲」
「そんなんじゃありません。」
「ハイハイ、分かった分かった。デートじゃないのね。」
「一樹お前今日甲斐さんの家に泊まったんだろ?」
「なんでそう思う。」
「服、そういう服はお前来てるの見た事ないからね。」
そうか、今俺は、澄玲の兄の甲斐卓の服を借りているので、そこからバレたらしい。
「その察しの良さを勉強に活かせ、阿呆。」
「あれー?認めちゃうのかな?」
「玖珂君そんな酷いよ。君は戸星君と付き合ってるんでしょ?」
「「おいコラ、腐女子冗談でもやめろ。」」
「アハハ、ごめんごめん。」
「まぁいい。本屋に行くから、お前らはよ帰れ。」
「ハイハイ、じゃあなー。」
「バイバーイ。」
「じゃあ、また明日。」
「ぐ腐腐、勉強会から、新刊のネタが湧いてきましたよ。帰って書かないと。」
「これは、もう確定で、いっくん書かれてますね。」
「やめて、まだ一縷の望みにかけてるんだから。」
片付けと本屋に行く準備を終わらせて、家を出る。
「さーて、何を買おうかな。」
新刊は何があるのか、だいたい把握済みなので、まだ、持っていない幼馴染ヒロインの作品を思い浮かべる。
ふと、隣を見れば、澄玲も同じ事をしているのか、心ここに在らずって感じの顔をしている。
「おいっ、止まれ。」
澄玲は赤信号に気づいていないのか、フラフラと進んでいる。
「だから、止まれって。」
聞こえていないようなので、手を伸ばして、澄玲を繋ぎ止める。
「はっ、どうしたんですか?」
「どうしたんですか?じゃねえよ。俺の言える事じゃねーけど、道路で、考え事すんな。危ねーから。」
「すいません、ありがとうございます。」
信号の色が変わり、人々は進み始める。
(待った。手を離すタイミング見失った。)
......まぁいいか。澄玲が笑ってるなら、それで、大丈夫だ。
流石に2日連続で絡まれることはなく、今日は無事に、買い物を終えられた。
もう出来ないことは言いません。今度から、2、3日に1回更新すると思っててください。上手くかければ、もっとスパンが短くなります。