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STAGE :  作者: 木村 まさき
学校編
7/23

7.箱の中のステージ

5月29日、明日は雅樹達は奈良へ校外学習である。雅樹はとても楽しみにしている。しかし、零樹は浮かない顔をしている。何故なら車椅子に乗らなければならないからだ。先週は車椅子無しでもなんとか行けたが、足に負担がかかる過ぎたのだ。そのため。戦闘時以外は車椅子に乗るようにしている。それを報告するために守の所に行ったところ、泰器もいた。泰器は何か雅樹達に渡して来た。

「これは...何ですか?缶ビールとライターと紙タバコに見えますが。」

「だろう、そう見えるだろう?だがな、違うんだ。缶ビールには隠れたものや変身したものを見つけることができる液体が入っているんだ。ちなみにそれは可燃性だ。タバコにはビールと同じ効果があるが、効果時間が短い。その代わりに、煙だから、広範囲に広げられるんだ。ライターはほぼそのタバコを燃やすためのもので普通の紙は燃えない。もし、燃やそうと思うなら可燃性が高いものじゃないと燃えないぞ。まぁ大事に使え。」

そう言って、缶ビールのようなものを2本、タバコのようなものを2箱、ライターを1個ずつ渡した。

「もうちょっといいデザインがなかったのかよ。これじゃ使うとかなり面倒だぞ。」

「文句言うな。せっかく作ってやったんだぞ。零樹は車椅子だが頑張れよ。」

「分かりました。とりあえず学校の人にはバレないようにします。」

そう言うと、彼らは帰って行った。


翌日、クラスの全員が無事出席できた。バスの中では室長が点呼を取る。点呼が遅く、零樹のクラスのバスが1番最後に出た。バスが出発してしばらくすると高速道路に入った。5組のバス内で零樹は友達と話している。同じバト部の松本 和真と話している。窓側だったので零樹がふと、外を見ると何か黒い影があった。始めは見間違いだと思っていた零樹だが、近づいていることに気付いた。零樹は誰かのバディだと思った。そして、運転手に叫んだ。

「運転手さん、バスをとばしてください。何か近付いて来ています!」

「零樹何を言っているんだ。」

先生に怒られる。しかし、その直後バスが揺れた。バス内で悲鳴が聞こえる。しかし、零樹は車椅子のため、外に出れない。しかし、零樹は泰器か渡されたものを思い出した。そして、窓を開けて、ビールを黒い影にかけた。

「キシャー!」

少し遅くなるが、零樹に向かって突撃してくる。しかし、零樹はタバコに火をつけて黒い影に投げつけた。

「これでもくらって下さい!」

黒い影は燃えて消えて行った。しかし、

「零樹、何なんだそれはビールとタバコじゃないか!」

「いえ、これは違います。そういう形をしたもので...」

しかし、先生は聞いてくれない。

「本当に違います!信じて下さい!」

「分かった。信じる。但し、本物だと分かったらすぐに他の先生にも報告する。

やっとのことで分かってもらった。


その後は難なく着いた。奈良は班に分かれての行動である。零樹は、零樹と文化祭委員の熊田 淳と運動委員の東 流宇星とクラス新聞委員の斉藤翔也の4人グループだ。雅樹は文化祭委員の嘉山 将太とバスケ部の小山 光と武田 大和の4人グループだ。それぞれ行動する。しかし、雅樹達が東大寺南門まで来た時事件が起きた。観光客の人々が騒いでいる。

「何が起きてるんだよ。」

雅樹は人々に聞いてみる。すると、ここから出られないない、と言っている。まさかと思った雅樹達だが、本当に出られなくなっていた。とりあえずクラスで集まろう。早速クラスのラインでクラスで集まれ、と指示が来た。それは零樹のクラスでも同じだった。すると、雅樹と零樹は瞬からメールが届いた。

[奈良でセカンドステージの凶悪犯が出没。4つの組織が支配している。注:組織のボスは全員セカンドステージだから気を抜かないでね。君達が閉じ込められているのもそいつらのせい。頑張って倒してね。これを解決するとすごい功績だよ。一応駆け付けれるけどめんどくさいから頑張って。]


バスでしばらく待っていると謎の男達が来た。(こいつらが犯人のグループか。わざと捕まって元を叩くか。)犯人達は中に入って来た。

「おい!てめえら抵抗すんじゃねぇぞ!抵抗したら。ブッ殺す!」そのまま、彼らのアジトへ連れて行かれた。


雅樹達は頑丈に縛られた。しかし、雅樹にはほとんど影響がないぐらいだが。ボスが来た。スキンヘッドのいかにも悪そうなやつだ。他のメンバーがボスと呼んでいたから間違いない。

「今、俺達は警察から逃げている。要するにてめえらは人質だ。てめえらの命は警察にかかってるんだよ。」

しかし、雅樹が口ごたえをした。

「お前、馬鹿か?ここ出られないのにどうやって警察が入るんだよ。てかお前ボスが強いんだったら警察なんてぶっ飛ばせるんじゃねぇの?」

「ほぉ、俺が強いと何故知っている。そこまでは言っていないはずだが。」

「お前がボスならお前を叩けば終わるな。」

「貴様、冗談ならやめておけ。痛い目を見るぞ?」

「やれるもんならやってみろよ!雑魚!」

そう言うと雅樹は縛っていたものを壊した。ボスはバディを解放して襲いかかる。頭でっかちの牙が生えた鬼だ。しかし、雅樹は彼らの攻撃が当たる前に、1発力を込めて殴る。その衝撃で彼らは吹っ飛んだ。そして、壁に激突した。

「グハッ!」

「話になんねぇな!」

すると、天井を破って空から巨大な仏像が降って来た。




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