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STAGE :  作者: 木村 まさき
学校編
10/23

10.燃ゆる闘志、絆の果てに

「お兄様どうしてですか!彼らは先程の戦いで疲れています。」

「そんなの関係無い。僕は彼らの限界を見たいだけだ。」

「俺はいいぜ。零樹とは一度戦ってみたかったんだ。」

「僕もです。」

そう言うと2人は中央に行き、他の人は隅に行った。緊張が走る。

「それでは、始め!」

守の声により始まる。


零樹は靴のタイヤを使い高速で仕掛ける。雅樹はそれに対して手で防いでいる。零樹が背後に回り雅樹に仕掛けようとしたその時、雅樹の攻撃が零樹に命中した。

「そんな速さで俺を倒せると思うなよ!」

零樹が仕掛ける。しかし、雅樹はそれをカウンターで返す。

「はぁ!」

雅樹の攻撃が零樹に直撃する。そのまま壁まで吹っ飛んだ。雅樹が体を弾いて一気に詰める。雅樹の攻撃が零樹に直撃したと思ったが零樹は煙になっていた。

「新しい技か。」

エンジン音が激しくなる。零樹は動こうとしないように見えた。

「こちらからいくぞ!」

雅樹が仕掛けようとしたその時、背後から零樹が攻撃した。

「どうなってる。さっきまでそこにいたぞ。」

「仕掛けは言えません。」

零樹は高速で仕掛ける。雅樹はどこから仕掛けているのか分からない。ただ音が聞こえる。(このまま終わらせます!)零樹は攻撃の手を緩めない。誰もが零樹の勝ちを確信したその時、雅樹の攻撃が零樹に当たった。

「どうして!こちらは見えないはずです!」

「残念だが、キングに同じ攻撃は何度も通用しない。キングは受けたり、見たもの、聞いたものを覚えそれを自分ができる範囲で自分のものにする。そしてその攻撃を見切る。

「通りで何でも1回見ただけですぐにできるんですね。」

「さぁ、これからが本番だ!」

そう言うと雅樹がバディを解放する。零樹は自分の渾身の攻撃が破られて動揺する。しかし、そんな暇は無いと思い、急いで解放する。


零樹達はタイヤによる高速攻撃で仕掛ける。それに対し雅樹達は拳で守る。

「お兄様、速すぎて全く見えません。これが彼らの実力なのでしょうか?」

「確かにすごい。速くて力もある。しかし、僕と泰器と瞬には及ばない。どこまで成長するか楽しみだ。」

守が冷たく見守る。雅樹はジョーカーにより変幻自在に仕掛ける。零樹達は速い。しかし、雅樹達はワープして仕掛ける。これでは肝心の速さが通用しない。

「零樹、これで終わりだぁ!」

雅樹の拳が巨大化する。

「そんな攻撃当たりません!」

しかし、今度は両手が巨大化した。

「避けれるもんなら避けてみろ!」

零樹達は横に開いて避けようとする。しかし、キングのマントも巨大化して行きてを防ぐ。

「潰れろ!」

「チェイサー、クライス、弾きます!」

零樹とクライスが足に力を込める。チェイサーは自分の銃に力を込める。

「いきます!」

零樹とクライスが落ちてきた雅樹の拳を蹴る。チェイサーも渾身の銃を撃つ。

「吹っ飛べぇ!」

「潰れろ!」

雅樹が押されている。そこにキングとジョーカーが邪魔をする。

「雅樹の攻撃を止めさせない!」

しかし、チェイサーとクライスが離れて向かい撃つ。

「零樹、後は頼んだ。絶対に勝て!」

「みんなの思い無駄にはしません!」

「それはこちらもだ!」

大きな衝撃ができる。雅樹と零樹の攻撃を大きな衝撃を生んだ。どちらも踏ん張る。お互い負けられない。しかし、決着はついた。雅樹の拳が零樹を潰す。雅樹は着地と同時に倒れた。残っているのは、お互いのバディだ。


ジョーカーはチェイサー、キングはクライスと戦っている。チェイサーはジョーカーを遠距離攻撃で向かい撃つ。しかし、それをジョーカーは近づいて攻撃する。

「攻撃が当たんねぇ。」

「これで終わらせます。」

ジョーカーの手袋がチェイサーを包み握り潰す。

声も出ない。ジョーカーが離すとチェイサーは気絶していた。キングはクライスの攻撃を見切る。クライスは押されている。

「俺の勝ちだな。さっさとくたばれ!」

クライスがキングの攻撃を受けようとした時、

クライスが消えた。

「どこ行った!」

背後からクライスが蹴り上げる。クライスの足にはブースターが付いている。そう、これで加速したのだ。クライスは飛び上がり、キングを蹴り落とす。クライスは着地するとすぐにジョーカーに襲いかかる。ジョーカーも構えるが遅かった。クライスの攻撃が当たりそうになった時、雅樹が急に飛び出してきて、殴り返した。

「危なかったな。だが、これで終わりだ!」

雅樹はクライスが構える隙を与えず攻撃する。クライスは押されていく。雅樹の攻撃でクライスは吹っ飛ぶ。しかし、クライスは立ち上がろうとする。そんな力はもう残されていない。

「ジョーカー、お前が決めるか?」

雅樹がそう言って後ろを振り返った時の流れジョーカーは倒れていた。前を向くとある人物がクライスの元に駆け寄っていた。そう、零樹だ。

「クライス、お疲れ様です。後は僕に任せて下さい!」

クライスはその場に崩れ落ちた。

「何で動けるんだよ!」

「“不屈”の名、甘く見ないで下さい!」

「だが、これで1対1だ。この勝負、俺が勝つ。あいつらの思いを無駄にはしない!」

「それは僕もです!」

彼らは限界を超え、力を振り絞る。












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