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「千年サイクロン」


向こうから遮断機のサイレン

あの辺りで 若い男女のラストシーンを見たっけな

高架下の壁には落書き

10年後には消えてしまったシミ


青く澄んだ空の下

聞こえてくる 遮断機のサイレン

そういや男の人 女の腕掴んで

薙ぎ払われてて 痛い言うてたな


千年サイクロン

上手く言えないけど

千年サイクロン

比喩するなら こうかな


明後日の方向からサイレン

そういやあの辺で ラストシーン撮ってたっけな

高架下の広告で見かけた喜劇

その最後に待ち構えていた悲劇


蒼く済んだ空の下

聞こえてくる 誰かのサイレン

そういや昔 ランドセルの横につけてた

変な安全ブザーよく鳴らしてもうたな


二千年サイクロン

17年前くらいから

二千年サイクロン

直喩でも こう言う


洗濯機

選択サイクロンと化してた

ケンタッキーでは

贅沢気分

細工していこう

はい、論破


千年サイクロン 二千年サイクロン

どちらでもいいよ

散文がもたらした結末

散りばめられた感情

虚構と空想の詰め合わせ

嘘と現実が交じり合うのは

終焉のサイレンが鳴り終わる頃



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