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「青春に対する推考」


キッカケはボタンを1つかけ間違えただけ

1つの小さな誤りは集積し

気付いた時にはもう遅いよね

ボタン、1つ余っちゃってさ

どこに入れるべきだったか探す作業さ


片鱗は微かな罅だけ

日々を重ねる毎に溝は深まり

気付いた時ではもう遅いよね

一面に広がった罅割れはもう治すくらいなら

いっそ新しいのに替えた方がお手軽さ


嗚呼、青春

なんてあまりにも脆く

儚く砕け散るか

10代の青春は指一つ押しただけで崩れ落ちました

組み立て直すのは簡単だけど前のと同じにはならないのかもしれない

5年ぶりの怒りはスマートフォンを弄った相手に対して向けたんだってよ


垢抜けない契りが千切れた時

僕はただ使い古した脂まみれの床の上に散らばった青春の破片を眺めてました



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