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「ワッパープルパイ」


それは、ワイが関東某所にて

バーガーキ●グへ来た時のこと

僕はいつも通り

ワッパー単品で済まそうかと思ったけど

その日はいつもより お腹の虚空に苛まれ

サイドメニューを一つ つけることにしたんだ


僕が選んだのはアップルパイ

アップルパイいうても

皆さんがよく知るアップルパイの形してなくて

マ●ドナルドとかで売られてあるヤツだ

ああいうタイプの、アップルパイだ

ていうか、あのまんまの、アップルパイだ

製造元 一緒なんじゃね?とか疑うレベルだ

だけど、そんなのどうでもいい

ワッパーにもう一品つけるなら

甘いものだ!と決めたまで


店員は、注文確認

僕は、有金確認

払える分の金はあると知って安心した僕は

その流れでお金を出そうとしたけれど

まさに、その時だったんだ

確かに、聞こえたんだ



「ワッパープルパイ!」

そう、聞こえたんだ

ワッパーとアップルパイ

略して、「ワッパープルパイ!」

確かにそう聞こえたんだ

ワッパープルのパイみたいだね

何だか紫色してそうだね

つうかワッパープルって何やねん

そんなパイ出されたらどうしよう


でも、仕方ないよね

語尾と語頭、一緒だもんね

そりゃあ「ー」と「ア」、繋がるよね

あの時、レジの向こうには

確かなる繋がりが在ったんだ

正しく、繋がっていたんだ



そして惜別の時

正しくワッパーとアップルパイが来た僕は

お腹の空を埋め尽くす作業にひたすら没頭した


ただ、それだけのこと



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