第二話 ミドルフェイズ 『遺跡のトラップはチョロかった!?』 4
GM:了解。だがこの遺跡に君たち以外の誰かが侵入している。
優恵:なんで入れるんだ?
麒龍:多分俺たちが入った後はいってきたんじゃないか?
優恵:それってネコババじゃねぇか!?
GM:では奥の通路へ進むと……この部屋はとても大きな部屋だ。君たちから見て右の壁に石像がずらっと並んでってその石像の口からものすごい勢いで風が吹き出ている。ちなみに真ん中の床以外は覗きこんでも下が見えない穴が空いている。
優恵:なんだと? 「進めない。どうしたらいいんだ?」
GM:うん。そして君たちから見て左の壁にはトゲがびっしりと生えていて黒ずんだ血がこべりついている。
優恵:「白野解除できるか?」
信二:「無理だろ。そもそも石像の近くに行かなきゃいけないのに床がない」
GM:そんな君たちの前に石でできた大型のトラックのタイヤ異常に巨大なものが置いてある。もっとわかりやすいえば重量挙げのバーベル? 押すとトラックのタイヤのように転がって進むようだ。優恵:「なんかやな予感がするな……」
信二:筋力判定か?
GM:その通り!
麒龍:「これは我々の出番ではないね」
信二:「そうだね」
GM:もしも風避け石の外に出たら確実に吹き飛ばされ命の保証はない。ちなみに全員一緒に行ってもらうよ。
優恵:いくぜ!
GM:筋力判定18でお願いします。
優恵:はっ!? これって人数が増えれば増えるだけ判定値が下がる仕掛けか?
GM:Yes!




