第二話 ミドルフェイズ 『謙虚であれ!』 4
優恵:「と、扉か……白野頼む」扉はよくサーチしてから開けるべし!
白野:扉をサーチします。
白野を除く三人:『11m離れます』
白野:……13で達成値は17!
GM:特になし。
信二:これでダメなら即死レベルのトラップが仕掛けられているな……
優恵:「おら!」と蹴破ります。
信二:蹴破るの!?
GM:本来なら扉のHPを0にするとかしないと蹴破れないんだけど……まあ演出だな。蹴破られた扉の先は通路になっていて君たちは特に罠もなくモンスターにも遭遇しなかった。けど……
麒龍:けど?
GM:通路の途中に石板が落ちていた。
優恵:とりあえず持って行こうか?
GM:持って行こうと思うことができるか。それはこの石板に書かれている文字を読めるかどうかにかかっている。失敗すればただの壁画の一部とか意味のないものだと思って持って行こうと思わない。
信二:じゃあ俺が行くか……達成値は16!
GM:成功。その石板にはこう書かれている。『謙虚であれ』
麒龍:「『謙虚であれ』?」
優恵:「それは俺には無理なことだ!」
麒龍:「謙虚? そんなものとうの昔に捨て去ったわ!」
優恵:「とりあえず心の片隅に刻んでおこう」




