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第二話 ミドルフェイズ 『謙虚であれ!』
GM:君たちは何事もなく目的地である遺跡の前にたどり着いた。
優恵:「着いたか?」
GM:うん。その遺跡の入口には幾重にも魔法陣が展開されており資格なきものの侵入を防いでいる。
優恵:「あれがナヴィーさんが入っていった封印か」
GM:うん。でも君たちが近づくとその魔法陣は『パキン』と音を立てて砕け散った。
優恵:「なぜか入れるようになったぞ!」
GM:うん。なぜかはわからないけど入れるようになった。
麒龍:「いい、のか?」
GM:では遺跡探索開始です。
優恵:おう! 「白野前な」
麒龍:「白野先頭だな!」
優恵:「後ろは任せろ!」俺にはカバーリングがある!
信二:「いざとなったら回復してやる」
白野:「こうなったら行くしかない!」
GM:では遺跡の奥へと進んだ君たちは広間らしき部屋に入る。君たちの進行方向には巨大な扉、左右には奥へと続く通路が存在する。
優恵:「こないだのダンジョンと同じ構造か? どっちがいいか……ここはシーフの勘を当てにして白野決めてくれ」
麒龍:「そうだな」
白野:「左だ!」(なぜか自信満々に)
信二:「いざ左に!」




