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ことのは

本の虫

作者: 海野ミウ

ありがとうございます。ネタ帳のすみっこの短文を発掘。

 私の中には書庫がある。

 そこにいるわたしは寄生虫。

 中身のちっとも詰まっていない、

 外装しかない本の虫。


 わたしは意見を出す係。

 とても立派に見えるけれど、

 中身はちっとも詰まっていない、

 受け売りだらけの欠陥品。


 私は本をあげる役。

 読書は悪くないけれど、

 中身はちっとも詰まらずに、

 お飾りだけが増えていく。



 けれどやっぱりわたしは私なわけで、

 所詮意味のないひとりごと。


 中身のちっとも詰まっていない、

 一人の私のお話でした。

ありがとうございました。

ではまた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 本をちゃんと読むのって、本当に難しいんですよね。 上辺で読んでしまったり、少しの言葉だけを覚えて終わってしまったり、自分に引き付け過ぎてしまったり……。 そういうことって、よくよくある…
[良い点] 中身はぎっしり詰まっているようで、空洞なのかもしれません。 [一言]  勉強になりました。
2015/09/16 22:32 退会済み
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