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当方、角ありの嫁御を求む  作者: 灰鉄蝸
3章:怒れる蛇はかく語りき

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補完「世界設定/ファンアート」

ページ上段に作中の造語、独自設定の解説。随時、加筆予定。

ページ下段にファンアートを表示する試み。

試行錯誤中ですので変更(登場人物一覧へのファンアート移動など)あるかも。

・世界設定一覧(造語、独自用語など)


【〈異形体〉】

 西暦二〇一二年、地球侵略を開始した地球外知性体。

 物理現象を自在に操作し、二一世紀に行われた人類のあらゆる抵抗を無意味と知らしめた。

 二二世紀の人類を支配する神にも等しい存在。

 その多くは鉱物のような外観であり、宝石でできたアーチ、塔のような形状をしている。

 最低でも全長数十メートル、最大で全長五〇〇〇キロメートル以上の肉体を、結晶細胞と呼ばれる未知の物質で構築している。

 この結晶細胞こそ、彼らの操る超物理現象の根源だが、未だ、人類にとってはブラックボックスのままである。

 彼らの侵略意図は不明だが、「超常種の存在」が無視できないものである、という推測もある。




【亜人種/ホモ・パンタシス】

 二一世紀初頭、〈異形体〉の地球侵略時に生み出された亜人間、改造人種。

 強大なエイリアンの体細胞(結晶細胞)とヒト由来細胞が混淆しており、頑強かつ情報処理能力に優れた肉体を所持する。

 また、神経組織と結晶細胞が癒着した結果、超物理現象の行使が可能になった。

 如何なる設計意図によるものか、彼らの容姿には、半人半獣ないし怪物的な意匠が共通していた。

 多くの場合、角や翼などの部位には、固有の身体機能が割り振られている。

 賢角人、狩猫人、猛翼人などのカテゴリは、このような「増設された身体器官」の機能と特徴から、亜人の種類を判別した結果である。

 彼らの肉体構造は、体内の結晶細胞が保存媒体であり、これらが肉体の形質に干渉していると考えられる。




【第一世代亜人】

 〈異形体〉の侵略戦争時に生み出された、最初期の亜人種。

 悪魔的な造形の肉体と、圧倒的武力――超光速通信、不可視の斥力場、重力・慣性制御、レーザー・ビーム兵器を行使する侵略の尖兵であった。

 少なくとも二一世紀当時の地球人の軍事力では、一個体を撃破するのにも、多大な犠牲を必要とした「戦車や航空機と渡り合える歩兵」。

 彼ら第一世代との消耗戦と、〈異形体〉による天変地異により、地球上のあらゆる国家が壊滅的な打撃を受けた。

 二一三四年現在、生存している個体のほとんどが、人類連合(人類との共生)か神話主義者(人類の家畜化)の側に属している。

 亜人種の世代表記は、生まれた時期ではなく設計コンセプトを表すものである。




【第二世代亜人】

 二一世紀半ばに登場した亜人種で、二二世紀における亜人種の主流。

 戦闘能力は低く抑えられた代わり、脳組織にプリセットされる倫理的基準、異文化・異言語に対応した環境適応モッドなど、社会性が重視された身体設計を持つ。

 人間的かつ造形に優れた容姿と、亜人であること示す異形の部位が特徴。

 循環器系、免疫系、生殖能力にも手が加えられており、肉体的堅牢さはホモ・サピエンスを凌駕している。

 四肢や臓器の欠損時、クローン臓器や人工的身体への置換が(ホモ・サピエンスと比して)非常に容易である。

 このような高水準の身体機能を持ちながら、彼らの多くは、人格的にも穏やかで良心的であった。

 大幅な人口減少を迎えた二一世紀に、彼らを伴侶として迎えた地球人の数は多い。

 彼らの人間的美徳――都合の良さそのものが、「異種共生という侵略」の一部だという批判もある。




【超常種/ホモ・ペルフェクトゥス】

 強力な再生能力と固有の超常能力を持った超人たち。

 ホモサピエンスの純粋な末裔であり、種族としての特性は「超常能力の出力」。

 彼らの身体機能はこのために最適化され、肉体年齢の固定化、遡航再生などの特性を得る。

 その異能の根源は、ブラックボックス化した変異脳であると考えられているが、あらゆる探査装置を拒むため詳細は不明。

 高出力・高度技能を発現するに従って人間性の変容が起きやすく、レベル3以降の超常種のほとんどが人間社会に定着していない。

 また、この過程で人体構造から逸脱した肉体へ変質するケースも少なくない。

 超能力を獲得した人間ではなく、「超能力の出力装置として肉体を変質させた存在」という見方が、二一三四年現在の主流派である。

 あらゆる疾病や負傷から解放された体質により、カルト集団などからの崇拝を受けやすい。




【〈ダウンフォール〉/文明崩壊】

 わかっているだけで二〇億人以上が犠牲になった二一世紀の惨事のこと。

 西暦二〇一二年から二一世紀半ばまで続いた、〈異形体〉と地球人類の全面戦争がその発端である。

 空路の寸断、海上交通路の分断の長期化で飢餓と物資不足が深刻化、さらに崩壊した大国からの核兵器・化学兵器の流出などが事態を悪化させた。

 海底通信ケーブルと人工衛星の破壊により、情報通信そのものが致命的な打撃を受け、生活水準、技術レベルのすべてが二〇世紀以前に退化。

 人類連合の発足までその惨状は続いた。

 二一世紀に起きた日本内戦も、〈ダウンフォール〉の一部としてカウントされる。




【異種起源テクノロジー】

 〈異形体〉および亜人種を起源とする、エイリアン・テクノロジーのこと。

 亜人種や〈異形体〉の用いる重力・慣性制御、発電・排熱・演算を自己完結させた人工筋肉、免疫強化インプラント、美容改造インプラントなど、二二世紀の文明を支える技術体系の総称。

 地球人へこれらの技術提供を行ったのが、賢角人――超光速通信によるデータリンクを駆使する亜人種である。




【超人災害】

 広義では第一世代亜人や超常種のもたらす大量虐殺、大規模なテロ行為を指す。

 しかし狭義では、超常種の暴走による人体汚染――肉体と精神の変質、物質的結合が無差別・無秩序に拡大する現象を表している。

 グロテスクな有機的結合体は、超物理的な振る舞いによって、より多くの同胞を引き込もうとし続ける。

 この現象へ対処できるのは、〈異形体〉の強大な力だけであり、〈異形体〉の人類支配を決定づけた。




【人類連合】

 太平洋沿岸部および宇宙空間を支配する地球圏最大の列強。

 人類との共生を望む〈異形体〉と亜人種が中心となって立ち上げた組織である。

 地球圏全土での戦争状態/文明崩壊に至った二一世紀の混乱を集結させた。

 異種共生の名の下に、新たな社会形態の構築を目論見、教育から性愛に至るまで、あらゆる文化を支配しつつある。

 日本列島の事実上の植民地化、現連合参加国への超人災害発生を受けての軍事侵攻など悪評も数多い。

 無償の資源供与、インフラ整備、技術提供などの功績も大きいが、異種族による植民地化、という批判を受けている。




【文明浄化】

 過激派〈異形体〉と神話主義者によって実行されている地球起源文明への抹殺行為。

 文字通り原始時代にまで文明を解体し、人類への遺伝子改造、脳改造によって言語を含めた文化を断絶させる試み。

 推定でも二〇億人以上が死を迎えた〈ダウンフォール〉は、この壮大な蛮行の最初の一歩に過ぎない。

 すでにユーラシア大陸およびアフリカ大陸の一部が地形改造され、人類の活動痕跡は抹消されている。





・ファンアートの紹介

ニアさんからいただいたファンアート

アクサナ・アレクサンドロヴナ・ペトロヴァ

挿絵(By みてみん)


皐月海裡さんからいただいたファンアート

新藤茜

挿絵(By みてみん)


Nitoさんからいただいたファンアート

導由峻

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


六ペンスさんからいただいたファンアート

導由峻

挿絵(By みてみん)



さちはらさんからいただいたファンアート

角嫁デート回

挿絵(By みてみん)


さちはらさんからいただいたファンアート

バレンタインの由峻

挿絵(By みてみん)


HK15さんからいただいたファンアート

導由峻

挿絵(By みてみん)


Nitoさんからいただいたファンアート

クリスマス特別編「サンタンゴの恐怖」ゲストキャラ、謎のトナカイ(仮)

挿絵(By みてみん)


さちはらさんからいただいたファンアート

ヒフミと由峻とクスーシャ

挿絵(By みてみん)


さちはらさんからいただいたファンアート

アクサナ・アレクサンドロヴナ・ペトロヴァ(クスーシャ)

挿絵(By みてみん)


しゅまさんからいただいたファンアート

塚原ヒフミと導由峻しるべ・ゆしゅん

挿絵(By みてみん)









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