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雄牛

作者: 南国タヒチ

 カルロは雄牛の像を彫り終わると、新入りを連れて脱獄した。

 誰もが成功しないと噂した。

 脱獄しても、ジャングルがある。食料が腐ってしまう。

 古参の囚人だけが、カルロには雄牛がいるから成功すると言った。

 それから一ヶ月してカルロは街に現れた。

 街の荒くれ者が脱獄のコツを尋ねたが、カルロは黙ったまんまだった。

 彼は隠れ家に帰ると、雄牛の像を祭壇に祭り、ワインとパンを捧げた。

 雄牛の像には新人の囚人の名が刻まれていた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] えええっ?! こ、こんな終わりなのっ?!って思わせてくれた!! 古い囚人の雰囲気がすごく良くて、重いものを感じたよ… [一言] 良かったよぉおおおお!!
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