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旅の終演
ここまでで、私こと『高山莉伽』の異世界ファンタジーは終わりを迎え………。
あの後、結局ブラックは見つからずディ様とも会えずじまいのまま、莉伽はこちらの世界へと戻ってきた。もう必要ないとでもいったように、あちらの世界から弾き出された。
亮乃は今だ、あちらの世界にいる。今日も魔物達と戦っているのだろうか。あれから2ヶ月、もしかしたらそろそろ戻ってくるのかもしれないと思う気持ちもあるが、もしかしたらまだまだ戻ってこないかもしれないという予感もある。
あちらの世界が今、どんな状況にあるのかは莉伽には知るすべがないのだからハッキリと解るはずもないのだが。
「にゃー」
何処からか聞こえる鳴き声。懐かしく耳に残り、響く、誰かの声。
莉伽はその鳴き声の主を探し、見つけ……
そして抱き上げ。
その名を呼んだ。
ずっーと放置してて、とりあえず終わらせようと思いましたら
こんな終わり方になりました。
なんだかすいませんな感じです。




