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第一話【風の少女】

こんにちは。初めまして。かなでといいます!今回この作品、Crimson Travellerを読みに来てくださり、ありがとうございます!

私はとんでもないド初心者なので下手なところもあり、語彙力が皆無な部分も多くあります。

ですが何卒この作品とかなでをよろしくおねがいします!!

木が囲む森の中。鳥たちがチュンチュンと歌っている。そんな中、一人の男も歌っていた。

「鬼~のパンツは良いパンツ~♪なんちゃら~かんちゃら~♪」

白髪で赤い目と真紅しんくツノを持った鬼…名は士鬼しきという。

士鬼「今日は風が気持ちいなぁ~!こんな日は眠たくなる、昼寝でもするかぁ~」

そう言って士鬼は草むらに横たわった。ふぁ~とあくびし、眠ろうと目をつむった途端とたんぎゅるるるとお腹が大きな音を立てた。

士鬼「…寝る前に飯…食うか、」

そして近くの川にザブンッ!と飛び込み、魚を取り始めた。

魚の近くに来てはそぉーっと魚に手を伸ばし、勢いよく両手で捕まえた。それを繰り返していき、焚火たきびを起こすために細く、燃えやすそうな木の枝を集めた。

士鬼「にっしっし!大量だぁ!!これで今日は持つな!!」

そして火を起こしているとき、バンッ!!と大きな銃声じゅうせいが空に鳴り響いた。森にいた鳥たちが一斉に飛び立つ。士鬼も思わず手を止めてしまう。

士鬼「な、なんだ?」

気になった士鬼は銃声がした方へ走った。近づくにつれ銃声の音は大きくなっていく。

ヒュンッという音が聞こえるとフードを被った少女が身動きの取れないようになっていた。先ほどの音は弓矢の音だったらしい。矢が少女の服に引っかかってしまったのだ。

草むらからもう少しのぞくと盗賊とうぞく数十人が少女一人相手に銃を向けていた。少女は目になみだをためながら服を破ろうとするも、手が震えてうまく破れない。

盗賊「もう動けねぇなぁ、さぁ!お前の血をよこせ!!」

と少女に近づく。触れようとした途端、少女の周りを真っ赤な火が囲んだ。

盗賊「つっ…!!な、なんだこれ!!!」

士鬼「…お前らさぁ、女一人相手に…なにやってんの?」

その火の正体は士鬼の鬼火おにびだった。

盗賊「坊主、そこをどけ!今なら見逃してやる。」

士鬼は少し黙ると顔をパッと明るくして…

士鬼「そりゃあありがたい!!俺は退散しまぁーす!」

士鬼以外のその場全員が「はぁ?」という顔をしていた。そして士鬼はその場から逃げ出した。


少女の手を引いて――――


盗賊たちは士鬼を追いかけようとするも、士鬼の足の速さに追いつけるものは誰一人としていなかった。


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少女「あ…助けてくれて…ありがとう…。」

士鬼は少女の前に手のひらを出した。

少女「…?なに…?」

士鬼「なにって、金。助けてやった給料きゅうりょう。」

士鬼は指をくいっくいっとする。

少女は一瞬ぽかんとした後はぁぁぁあああ!!??と声を上げた。

少女「なによそれ!!頼んだわけでもないのに給料!!??もちろんお礼はするけど、必ずもらえると確信してるなんて!!感謝してそんしたわ!!」

と少女は声をあらげる。

士鬼「なんだ…。結構元気じゃん。」

と士鬼は笑った。少女は目を見開いた。少し口をにこっとするも

士鬼「まぁ給料は後からもらうとして…」

という言葉で真顔になった。

そして士鬼はまじめなトーンで少女に質問した。

士鬼「お前…名前は?」

少女はフードを取った。

茶色の長い髪、真っ赤な目、赤色のリボンの髪飾りを左右につけている少女の名は…

少女「私はクラリス。クラリス・クローネ。」

士鬼「クラリス、なんでお前はあいつらに追われてたんだ?」

クラリスはぽつりと話し始めた。

クラリス「命を…ねらわれているの。」

士鬼「命を?あー、なんか血がどうとかって言ってたような…」

クラリス「そう。なんか私の血を飲むと永遠に生きられる…みたいなうわさが流れてて、それを信じた盗賊たちが私の血を求めておそってくるの。」

士鬼「そんなんうそだって言わなかったのかよ?」

クラリス「言ったに決まってるじゃない。でも…聞く耳を持ってはくれなかった。」

士鬼「その永遠に生きられるって話…本当なのか?」

クラリス「なによ…あんたも私の血目当てなの!?」

士鬼「いや別に?ただ気になっただけ。言いたくねぇなら別に言わなくていーよ。」

クラリス「…」

少し黙った後、クラリスは口を開いた。

クラリス「正直…私にもわからないの。自分で飲んでみても、あんまわかんなくて。」

士鬼「誰かでためしてみたりは?」

クラリス「誰が好き好んで自分の血を他人に飲ませたいと思うのよ。それに確証かくしょうがないなら尚更なおさら。」

士鬼「じゃあ…俺が飲んでやろうか?」

クラリス「…は?…話聞いてたの?」

士鬼「おう!つまりはその噂がほんとかどうか知りたいってことだろ!!」

クラリス「…あんた、バカってよく言われない…?」

士鬼「なんでわかんだ!?」

はぁ…とクラリスはため息をついた後立ち上がり腰に手を当て士鬼に言った。

クラリス「とりあえず、何かお礼をするわ。なにがいい?えっと…」

士鬼「士鬼だ。」

と言って地面に自分の名前を書いた。不思議そうにクラリスは士鬼を見た。

クラリス「士鬼…?漢字…?あんた、鬼でしょ?」

士鬼「鬼だけど…それがどうかしたのか?」

クラリス「士鬼…あんたもしかして、人間に育てられた?」

士鬼は目を見開いた。

士鬼「…なんで、分かった?」

士鬼も立ち上がりそう言った。

クラリス「…本来、漢字を使った名前は人間しか使わないのよ。」

士鬼「じゃあ、クラリスは人間じゃないのか!?」

クラリス「まぁ、能力持ってるし、」

士鬼「能力持ってたら人間じゃないのか…?」

クラリス「普通の人間は能力なんてもの持っていないもの。」

士鬼は少し考えた後、クラリスに問いかけた。

士鬼「能力って何使うんだ?」

クラリス「私は風の力を持ってるわ。」

士鬼「その力があればあんな奴らからすぐ逃げれたじゃねぇかよ!!」

と、少し怒った口調で言う士鬼にクラリスは言う。

クラリス「ずっと使えるわけじゃないの。魔力と言って、能力を使うための制限せいげんがあるの。あの時私はすでに魔力切れだったから。」

士鬼「そう…なのか、何かと不便だな。」

クラリス「あなたは…魔力とか関係なさそうね」

士鬼「まぁ俺は鬼だからな!」

話に切りがついたところでクラリスは士鬼に顔をぐいっと近づけ、

クラリス「で??お礼は何がいいか決まったの?」

士鬼「あ、そうだな、えーっと」

クラリス「早くして頂戴ちょうだい。私この後行かなきゃならないところがあるんだから。」

士鬼「(それが命の恩人おんじんに頼む態度かよ…)じゃあ…」

そして二人は街へ向かった。所々に出店が出ており、飲食店がほとんどだ。

その街の名はフォーライト王国。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!!

面白いかどうかは皆さん自身ですが、いずれこの作品を胸張って最高傑作といえるようにがんばります!!

それでは次回もお楽しみに!!

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