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野良の魔王ですが。  作者: オレンジジュース
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冒険の始まり

 この世界の人間種の人口は約80億人であると推定されている。多くの国が存在し、日夜滅んで生まれてを繰り返している。国によって考え方や宗教、思想は様々だ。様々な人種を観察していると思うことがある。人間とは何かと疑問が多い。二足歩行で腕が二本。翼は生えておらず、目は二つ。最低限見た目の条件はこのくらいだろうか。

 さて、生きているのは人間だけではない。この世界には様々な動物が繁栄しているのだ。例えば犬、猫、馬、牛、狼、魚、海老、蛇、蜥蜴、ドラゴン、ゴブリン、オーク・・・例を挙げると切りがないほどに多くの生物によってこの世は成り立っているのである。

 

 少しお勉強の時間。人間も含めて動物がいる。そして、魔力を持つモノを魔物と呼ぶ。人間は魔力を持たない代わりにスキル(技術)がある。自然界の掟を理解し、体内に魔力がないから体外の魔力を用いて戦う技術を持っている。

 そう。人間種とは、魔力を持たない二足歩行で会話による意思疎通ができる動物であると覚えておいてほしい。


 目が覚めると、そこは部屋だった。僕はシド。始めての冒険に行くんだよ。

 昨日まではお兄ちゃんとお姉ちゃんと一緒に戦い方を勉強していたんだ。

 例えば剣を使って戦う方法とか、槍とか弓とか。僕が一番好きだったのはやっぱり杖かな。みんなよりも魔力が多いみたいで、魔法が使いたい放題なんだよ。あとは危険が少ない所がいいよね。魔法は遠くから攻撃する方法だから、近くで戦う必要がないんだよね。そうすると、痛くないし、相手の動きを見てから魔法を打てばいいからとっても楽なんだよ。

 それはさておき、これから、街の真ん中にあるダンジョンってところに行くんだ。魔物がいるから気を付けるように言われてるけど、成人の儀式だから頑張るしかない。もう10歳だからね!一人前って認められないと街の外に出れないの。

 外に出ていろんな街を見て回るのが夢なんだよ!ここじゃあお兄ちゃんかお姉ちゃんしかいないから。トモダチがいないの。だって同じ年齢の子どもがいないって。

だから外で作るんだ。世界中の人と友達になるのが夢なんだ。

読んでいただきありがとうございました。

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